クルバニーアカジンを協力して釣った小針幸一郎さん(右)と迎里愛翔さん(左)=与那国町の久部良漁港 画像を見る

 

【与那国】沖縄県与那国町の小針幸一郎さん(久部良小4年)と迎里愛翔(まなと)さん(同校4年)は、幸一郎さんの父が船長を務める「漁幸丸」でこのほど釣りに出掛け、約17キロのクルバニーアカジンを釣った。迎里さんは、以前、46キロのカンパチを釣り上げて、16歳未満の国内記録を塗り替えた腕の持ち主。時間があれば、近所の港から釣り糸を垂らしたり、海人の大人たちと一緒に漁船で海へ出たりする腕前。だがこの日は、本物の魚を釣る楽しさと喜びに目覚めたばかりの幸一郎さんに大物がヒットした。

 

初めは小さな魚が釣り針にかかった幸一郎さん。そのまま泳がせていると、その小魚を大きい魚が食べた。「ほんま、びっくりしたわあ」と、振り返る。

 

父親の小針幸太郎さんは「サメかと思った」と話す。途中から迎里さんに釣り竿をバトンタッチ。姿が見えるくらいまで引き上げると、釣り針は魚から外れたが、おなかにガスがたまって浮いた状態になり、船に引き上げた。2人は「とても楽しかった」と満足げに話した。
(村松友紀通信員)

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