新型コロナウイルスの感染防止に向けた県の緊急特別対策の一環で、玉城デニー知事が飲食店などに要請する時短営業が、17日から始まった。那覇市、浦添市、沖縄市の飲食店とスナックなど接待・接触を伴う遊興施設約4700店を対象に、28日までの12日間、午後10時までに営業を終了するよう求めている。初日の17日、那覇市内では多くの居酒屋やバーなどで、午後10時の閉店を告げる案内が張り出されていた。
要請期間の全日程で時短営業に応じた事業者に、県は協力金を支給する。当初24万円の給付を予定したが、15日に48万円に増額した。県の協力金に上乗せする形で、那覇市は独自の協力金12万円を支給する。沖縄市は独自の協力金は支給せず、別の支援策を今後検討するという。
鉄板焼きのキャプテンズインは、那覇市の国際通り店と東町店で営業時間を1時間短縮し、午後10時までとした。キャプテンズグループの又吉直久営業部長は「収益で言えばかなり痛いが、しっかり協力していく。一日も早く収束してほしい」と話した。
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