大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収さん(73)が、読者からの相談に答える!
今年7月、蛭子さんは、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で、アルツハイマー病とレビー小体病を併発している初期の認知症であることを公表した。
【Q】「昨年、子どもが生まれて共働きの嫁と交代で子育て中の息子。最近になって『仕事に行きたくない』と話したり、表情も暗くなったり、うつみたいです。どうしたらいいですか?」(サ〜ガドンさん・55・主婦・宮崎県)
【A】「『やらされている』のは苦痛なので、自分も楽しめるように工夫する」(蛭子能収)
オレは子どもにミルクをあげたり、おしめを替えたりしたことがないから、その大変さがまったくわかりません。それにしても子どもの世話をしたら気分が暗くなることがあるんですね。(マネージャー「“育児うつ”が増えているというニュースを昨日一緒に見たじゃないですか」)あれ、そうでしたっけ? でも、たぶん「やらされている」と思ったらすべてが苦痛になると思いますよ。
そういえば、小学4年生のときに、母親からそろばん塾に通わせられたことがあります。(マネージャー「昨日のことは忘れても、昔の記憶はハッキリしていますよね」)子どもたちは嫌々通っていたから先生も大変だと思いますけど、学用品が当たる抽選会を開いたり、タダで海水浴に連れて行ってくれたり、マジックを見せてくれたりして学ぶことができました。
たぶん、その先生は、一生懸命に子どもたちを喜ばせるのと同時に、自分自身もすごく楽しんでいたと思います。先生のおかげで競艇の配当金の計算がすごく早いんです、感謝しています!
「女性自身」2020年12月29日号 掲載