※写真の猫はベニーではありません 画像を見る

米ニューハンプシャー州に住むナンシー・ブライアントさん(65)は昨年末、最高のクリスマスプレゼントを受け取った。7年前に行方をくらました飼い猫のベニーと再会することができたのだ。PEOPLE誌などが報じている。

 

黒猫のベニーがブライアントさんにもらわれてきたのは2011年のことだった。もともと友人の娘が飼っていたが、引っ越しのため手放さなくてはならず、ブライアントさんが引き取った。やんちゃなベニーは毎日外出しては、家の近くの森を探検し、必ず帰宅していた。しかし、ある日彼は帰ってこなかった。

 

ブライアントさんは迷い猫のポスターを貼り、捜索隊も出した。来る日も来る日も森の中を探し続けたが、ベニーを見つけることはできなかった。「野生動物に捕食されてしまったのだろう」と近所の人たちは残念がった。

 

それから数年経った昨年末、SPCA(動物虐待防止協会)からベニーを保護していると連絡があった。通りをうろついていたベニーは、善意の第三者により獣医に連れて行かれ、SPCAに保護された。マイクロチップをスキャンすると前の飼い主の情報がわかり、そこからブライアントさんへ繋がったのだ。ブライアントさんは、前の飼い主がベニーにマイクロチップを付けていたことを知らなかったという。

 

ベニーと再会を果たしたブライアントさんは、赤いふわふわの毛布で愛する飼い猫をくるんで抱きしめた。この日、家に帰ってベニーが眠るまで、ブライアントさんは孫に歌って聞かせた子守歌をずっと口ずさんでいたという。「この子はクリスマスの奇跡ですよ。まだ信じられません」と喜びを語った。

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