その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【死後の世界は物理学で説明できる?】
僕には、いわゆる「成仏する」っていう状態がどういうものか、正直わかりません。見た目からして“消えかかっている”幽霊を見ることはあるんですけどね。
それがこの間、幽霊が消えたらどこへ行くか知っているという霊能者さんに会いました。その人いわく、幽霊が『成仏する』と、物理学の「超弦理論」でいうところのもうひとつ上の次元、つまり4次元の世界に行くというんです。
そして、3次元にいる僕たちが、紙とペンを使って、ひとつ下の次元である2次元の世界を自由に描けるように、4次元にいる存在は3次元で起きる事象をすべてコントロールできるんだといいます。神様とか仏様っていわれるものも、この4次元にいる存在のこと。
しかも、その霊能者さんは4次元にいる存在とコンタクトできるらしくて、未来に起こることを教えてもらえるんだそうです。
正直、よくわからない話だと思って聞いてたんですが、実際に僕の未来予想をしてもらったら、それが見事に全部当たったんです!「帰宅したら彼女が怒ってる」とか「○時ごろに仕事の電話がかかってくる」とか、けっこう細かい予言なんですよ。よくわからないけど、とにかくすごい人でした。
【PROFILE】
シークエンスはやとも
1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月4日には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。
「女性自身」2021年2月16日号 掲載