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かつて総務大臣を務めた実業家の竹中平蔵氏(70)が6月6日に放送された『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に出演。政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長(71)に対して「越権行為だ」との批判をした。しかし、ネットでは「どの口がいうのか」などの厳しい声が相次いでいる。

 

尾身会長は4日の国会で、東京オリンピック・パラリンピックについて「本来はパンデミックのなかで開催するということが普通でない」「開催するのであれば、政府もオリンピック委員会も厳しい責任を果たすべき」などと発言。さらに“大会を開いた場合の感染リスクなどについて提言を示す”とも明らかにしていた。

 

 

そんな尾身会長の言動に対し、竹中氏は番組で「明らかに越権」とコメント。さらに「オリンピックというのは世界のイベントなんですよ」「日本の国内事情で世界のイベントを『やめます』と言うことはあってはいけない」と持論を展開した。

 

『精選版 日本国語大辞典』によると「越権」とは「許容されている権限を越えて、他のことに立ち入ること」を指す。

 

「しかし竹中氏こそ政府への癒着ぶりとともに、『越権では?』と兼ねてから疑問視されてきました。東京オリンピックでも五輪事業に派遣を頼む際、竹中氏が会長を務めるパソナグループと契約しなければならないという独占状態が国会で指摘されています。そして、その五輪派遣では“ピンハネ疑惑”も一部メディアによって報じられているんです」(全国紙記者)

 

そのため、ネットでは竹中氏にこんな声が上がっている。

 

《尾身会長が「五輪の中止」を“決定”したら「越権」ですが、「公衆衛生・感染防止の観点から五輪を中止した方が良い」等と発言するのは、別に越権でもなんでもありません》
《分科会の尾身会長は感染症の専門家としての発言! 部外者の竹中氏こそ「越権」発言はそれこそ越権では?》
《越権てブーメランが盛大過ぎて》
《どの口が言ってんだ》

 

番組ではパネラーの山口もえ(43)が「国民は我慢してるんです」というと、「我慢しなきゃ仕方ない。それだったらコロナ菌に怒ればいいじゃない」とも語った竹中氏。しかしウイルスより、世論は彼にこそ“伝えたいこと”があるのでは?

出典元:

WEB女性自身

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