「小松菜が安い!」と喜んで買ってきたら、冷蔵庫にしなびた小松菜があった。「さあ、調理」と思っ?たら醤油がない! 大慌てで醤油だけを買いに行ったはずなのに、ついつい余計なものを買ってしまい、お会計はなぜか2,000円超……。
こうした「買い物の失敗」を経験したことがない、という人はいないだろう。食材の買い出しは日常的な家事だが、実は失敗がつきもの。何度反省しても失敗を繰り返してしまう根深い問題でもある。
しかもコロナ禍で「スーパーの滞在は短時間に」や「まとめ買いで買い物の回数を減らせ」など、行政からの指導まで入る昨今。不慣れなまとめ買いで、ヘトヘトになっている人も多いのでは。
「以前は1日おきの買い物で、食費が外食も含め月7万円台。これではいけないとまとめ買いに変えたら月2万円台に減りました。買い物ルールの見直しで、月5万円も節約できたのです」
そう語るのは暮らしの中の節約術などを発信するインスタグラマーのゆきこさん。まとめ買いはお金だけでなく、時間も節約できて失敗がないという。
ゆきこさんが伝授する、まとめ買いの達人になるためのルールは次の7つ。
【1】回数は週に1回。必ず1人で行く
【2】利用するスーパーは決まった店舗に
【3】スーパーの滞在時間は30分以内
【4】買い出し前には必ず冷蔵庫をチェック
【5】キャベツや大根は丸々1つ買わない
【6】適正サイズの買い物バッグを用意する
【7】調味料だけはポイントデーを狙う
いまでこそ買い物の達人となったゆきこさんだが、慣れるまではさまざまな努力をしたという。
「まとめ買いに慣れるまでは、買ってきたものを全部並べて撮影していました。次の買い出し前に見直してみると、何が買いすぎだったかが一目瞭然。そうして少しずつわが家の適正量を把握していきました」(ゆきこさん)