憲政史上初の女性首相就任に向け、奮闘を続ける高市早苗氏(60)。しかし、自民党総裁選に向けた彼女のある“選挙活動”に疑問が集まっている。
19日、Twitterで《皆さまに向けてメッセージを撮りました。是非ご覧ください》というコメントともにともにYouTube上で公開したメッセージ動画へのリンクを投稿した高市氏。
動画では、Twitter上で自身に寄せられた激励コメントをプリントした紙をびっしりと貼り付けた壁の前に立った高市氏が、「睡眠時間が短い」としながらも、にこやかな笑みを見せて支援者への謝意を表明。そして「とにかく私は日本を守るために、未来を開くために精一杯働いて参ります」と意気込みを語っていた。
高市氏を支援する杉田水脈衆議院議員(54)も高市氏の投稿を引用リツイートし、《皆さんのTwitterのコメントもしっかり読んでくださっています。》と綴るとともに、印刷された応援コメントを眺める高市氏の写真を投稿した。
この投稿に対し、《お知らせいただきありがとうございます》《頑張ってください》といった応援コメントが寄せられるいっぽう、こんな声も。
《なんでプリントしてんの?》
《紙かよw 今どきw》
《紙代勿体なくね?》
《スマホで見たらええやん》
基本的にスマートフォンやパソコンで見ることができるTwitterの呟きをわざわざ出力して、張り出したことに疑問を呈する人もいたようだ。
というのも高市氏は、衆議院でのペーパーレス化推進派なのだ。2019年5月30日に公開された自身の公式サイトのコラムで、高市氏はこのように語っている。
《今日は、嬉しいことがありました。「質問主意書」及び「これに対する内閣の答弁書」について、ペーパーレス化することを可能にする『衆議院規則の一部を改正する規則案』を議院運営委員会で起草し、本日の衆議院本会議に緊急上程し、全会一致で可決されたのです。》
果たして、自身の選挙活動の“ペーパーレス化”について高市氏はどう思っているのだろうかーー。