映画『バットマン』シリーズに登場する悪役「ジョーカー」に憧れ、京王線特急列車内で刺傷事件に及んだ服部恭太容疑者(24)。ネット上で“「ジョーカー」に事件の責任を問うのは間違っている”という言説が大勢を占めるているなか、ジャーナリスト・木村太郎氏(83)から驚きの発言が飛び出した。
問題の発言が出たのは、11月7日放送の『ミスターサンデー』(フジテレビ系)。電車内での防犯対策について議論が交わされ、どう身を守るか問われると木村氏は次のように発言した。
「電車の防衛よりもね、これジョーカーの方が問題な気がするな」
さらに、木村は『バットマン』シリーズの登場人物としてのみならず、ジョーカーを主人公に据えた映画『ジョーカー』も制作されていることに触れ、「単独の映画になって今度出てきて、アカデミー賞の候補にまで入ってる」「模倣犯が出てくる映画っていうのは観客に制限つけるとかしないと、こういう事件は起きると思う」と持論を展開したのだ。
「ジョーカー」に規制をかけることを声高に主張した木村氏。しかし、この発言に反旗を翻したのが、司会の宮根誠司(58)。
宮根は「でもそれはエンターテインメントと現実を分けてもらわないと」「エンタメ自体が成立しなくなるから」と木村の発言に真っ向から反論したのだ。
昨年11月に東京オリンピックのマラソン会場となった札幌市の新川通りについて「なんにもない」と発言して批判を浴びるなど、これまで何度も舌禍を招いてきた宮根。今年7月に、国立競技場上空を飛んだブルーインパルスの様子を伝えたリポーターに『意味がわからん』と吐き捨て、視聴者から“パワハラでは?”と指摘があがったことも記憶に新しい。
そんな宮根からも諌められた木村氏のジョーカー発言。それもあってネット上では木村氏の発言に対して厳しい声が相次いでいる。
《宮根に正論で返されるレベル》
《これ、ジョーカーのコスプレについてとかじゃなくて最近電車の事件多いですよねって感じで振られてたのにこれ言い出しててやばいやつおるやんってなったし、宮根さんもドン引きしてて意見無視しててわろた》
《木村太郎さんの発言全く理解不能。ジョーカーが悪い。映画が悪い。??? ばかり頭に浮かぶ?》