「真央さんは沙也加さんの死を受け止めきれず、憔悴のあまりコメントを出せるような状況にないと聞いています」(スポーツ紙記者)
12月18日に急逝した神田沙也加さん(享年35)。母の松田聖子(59)と父の神田正輝(71)は21日、札幌市内で密葬を執り行った後に記者会見を開いた。位牌を抱いた聖子は沈痛な面持ちで、「本当にみなさん、お寒い中、申し訳ありませんでした。ありがとうございます」と声を絞り出していた。
沙也加さんから“ママ”と慕われた大地真央(65)もまた、実の両親と同じくらい深い悲しみの中にいるという。大地の代表作でもあるミュージカル『マイ・フェア・レディ』の主人公・イライザ役を沙也加さんが演じる最中での出来事だった。
’01年にCMデビューした沙也加さんは、「SAYAKA」の芸名で歌や舞台、映画など幅広い分野にチャレンジしてきた。しかし、’05年の高校卒業を区切りに活動休止を発表。再び芸能の道を選んだのは、背中を押してくれた大地の存在が大きかったという。
デビュー20周年を迎えた今年5月、沙也加さんはスポーツ報知のインタビューで次のように語っていた。
「19歳で芸能活動を休止してアルバイトをしていたんです。真央さんに芸事をやめようと思っていると伝えたら、『もったいない』と言って舞台に誘っていただきました」
その舞台とは、’06年に大地が主演した『紫式部ものがたり』。当時20歳だった沙也加さんは、本名である「神田沙也加」として再スタートを切ることに。
復帰に際して行われた大地との本誌対談(’06年12月5日号)では、2人の“仲良しエピソード”を披露してくれた沙也加さん。大地を「ママ」と呼んでいることを、そこで打ち明けてくれたのだった。