《クラウドファンディング目標金額達成しました! みなさん、ホンマにありがとうございます》
1月29日、Twitterにこう綴ったのはYouTuberの少年革命家ゆたぼん(13)。昨年12月12日に迎えた誕生日を境にクラウドファンディング(以下、クラファン)をスタートさせ、締切り2日前にして目標金額380万円を達成させた。
ゆたぼんのクラファンサイトによると、本企画は専用車「スタディ号」で今春から47都道府県をまわり、不登校児童たちと触れ合うことが目的。資金380万円の使途は、車両購入費や活動費用、リターン経費・送料などにあてられるという。リターンは金額に応じてゆたぼんと対面したり、「スタディ号」に広告を掲載したりできるラインナップとなっている。
“ギリギリセーフ”で目標金額を達成させたゆたぼんだが、その道のりは容易くはなかった。26日に“緊急動画”としてYouTubeチャンネルを更新。その時点では支援金が約236万円しか集まっておらず、目標金額まで100万円以上も足りないことから支援協力を呼びかけたのだった。
■批判だけでなくアンチによる“妨害”も
さらに「このまま集まらなかったらどうしよう」と不安を覗かせ、「『応援してるで』って言ってくれた人たちも支援だけじゃなくて、シェアすらしてくれへんかったりして、みんな口だけなんかなぁって思ったり」「LINE送っているのに既読スルーする人も多くて結構傷ついています」と弱音を吐く一幕もあった。
一方で同日は38度以上の熱が出たといい、体調不良も訴えていたゆたぼん。そんな彼に追い討ちをかけるように、アンチによる“妨害”もあったという。
「支援してくれない人たちへの不満を漏らしたことが一部ネットニュースに取り上げられ、“人のせいにするな”“自腹でやれ”といった声が殺到しました。27日の生配信では知り合いのYouTuberらに直接電話をかけて支援を呼びかけようとしたゆたぼん君ですが、開始からわずか7分ほどで中断。その後、YouTubeに問い合わせたところ、“アンチによる嫌がらせの通報”が原因だったと報告していました」(ITジャーナリスト)
クラファンに多くの共感を得られなかったゆたぼんだが、批判の域を超えた過剰なまでのバッシングにネット上では《さすがにゆたぼん可哀想に思えてきたかも》《気の毒だな》といった声も上がっている。
■ひろゆき氏は「父親がお金を出してあげればいい」
そんなゆたぼんだが、27日にはTwitterで《最近俺はアンチの意見を聞くのもちょっと大事な気がしてきた。HIKAKINさんも、アンチに見てくれてるだけで感謝してるって言ってるし、アンチやからって、みんながみんな悪い人ちゃうかも?》と綴っていた。
ところがゆたぼんの父・中村幸也氏は同日、息子の生配信が妨害されたことについてTwitterで次のように怒りを露わにしていた。
《何の違反もしてないのに嫌がらせして子どもの挑戦を邪魔するなんて、アンチは本当にうんこ以下だと思うわ。子どもの挑戦を邪魔して何が面白いのか理解できない。こんなんだから日本ではイノベーションが起きないし、他国からもどんどん取り残されていく。害悪アンチが日本を衰退させているようなもん》
だが支援金が集まらないことはもとより、体調不良の状態で子供がYouTuber活動を続けている事態に「親がフォローするべきでは?」との声も。
《彼本人というよりも周りにこれを咎めたり諫めたりする人がいないというのが最大の問題。本当は親が守ってあげないといけないと思うんだけど。自分の子供に38度も熱があったら叱ってでも布団に寝かせつけなきゃ…》
《この時期に全国行脚する企画を語ることも発熱しているのに活動を優先していることも親が言うべきことを言っていないんじゃないかと感じさせる》
《ゆたぼんくん、クラファンのお金まず親に出してもらえばいいのでは…》
さらに「ひろゆき」こと西村博之氏(45)も27日、Twitterでゆたぼんのクラファンについて意見を求められ、《子供の夢なら父親がお金を出してあげればいいと思います。父親は働いて稼いでるんですよね?》と疑問を呈していた。
クラファンは達成させたゆたぼんだが、その過程についてどのように受け止めているのだろうか。