《一般論として、受験期を迎えている未成年者の進学のことを、臆測に基づいて毎週のように報道するのは、メディアの姿勢としていかがなものか》
秋篠宮家の側近幹部である加地隆治・皇嗣職大夫は1月24日、悠仁さまの進学先を巡る報道について、文書で苦言を呈した。
現在お茶の水女子大学附属中学校3年生で、この春に高校進学を控える悠仁さま。
「最有力と報じられているのが、筑波大学附属高校です。実は、お茶の水女子大学と筑波大学は’17年に『提携校進学制度』を創設しています。両校の附属校の生徒が若干名ずつ、もう一方の附属校に進学できるという制度です。面接や書類審査はありますが、学力テストはなし。しかも5年間限定の制度のため、『悠仁さまのための特別ルートではないか?』という報道が相次いでいたのです」(皇室担当記者)
加地大夫は、そうした報道にクギを刺したのだ。
「今回の苦言は、21日にあった加地大夫の定例会見の“補足”として出されました。次回の会見を待たずに文書が出るのは異例です。会見でのやりとりについて報告を受けた秋篠宮さまと紀子さまが対応を指示されたのでしょう。
秋篠宮ご夫妻が“悠仁さまの進学問題への口出しは許さない”とばかりに報道への反発を強めるのは理解できます。ただ、眞子さんの結婚問題に関してはマスコミを“利用”していたはずですが……」(宮内庁関係者)
小室さんがニューヨーク留学に出発した’18年8月には、朝日新聞に「『納采の儀、現状では行えない』秋篠宮ご夫妻、小室さんに」との記事が掲載された。2人の結婚について《皇族として国民から広く祝福される状態にないと考えている》などと、秋篠宮さまが結婚に強く反対されていると印象づける記事だった。
さらに同年12月、『AERA』に紀子さまと親交が深い女性記者の署名原稿が掲載される。そこには“親しい友人”が紀子さまから聞いたという言葉が記されている。
「船の舵をいきなり90度、切りかえられるものではありません」
「でも、どんな小さな船でも自分で進んでいく力を持っていることを信じています」
遠回しだが、小室さんとの結婚に突き進む眞子さんに“方向転換”を願うメッセージにも見える。
「当時、眞子さんはご両親との会話を拒否していたといいます。そんな“家庭内冷戦”の状況下で、秋篠宮ご夫妻は小室さんとの結婚をどうにか阻止しようと、マスコミを通じてメッセージを発したのでしょう」(前出・皇室担当記者)
その秋篠宮ご夫妻が一転して、悠仁さまの進学問題報道には神経を尖らせている。“真逆の対応”といっても過言ではないがーー。