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「SNS上では、《プーチン大統領に聞かせたい》《ほんとこの思いが世界に届いてほしいくらい、みんなに聞いてもらいたい曲》と今回この曲を知って、メッセージに胸を打たれた若者世代が続出。

 

16年前の楽曲がこれだけの反響を呼ぶのは異例です。解散して5年たちましたが、改めて影響力のすごさを思い知りました」

 

こう驚くのはある音楽関係者。

 

ロシアがウクライナへの軍事侵攻に踏み切り、理不尽な戦争に抗議する声が世界的に高まるなか、日本では16年4カ月前の“名曲”が再び注目を集めている。

 

’05年11月に発表されたSMAPの『Triangle』だ。

 

「ファンの間では生命や平和への祈りを込めた“反戦ソング”として知られています。そうした歌詞の内容が“今の世界について歌っている”と再び注目を集め、音楽配信サイト『レコチョク』の2月28日のデイリーシングルランキングでは2位にランクインしました」(前出・音楽関係者)

 

’16年をもって活動に幕を下ろしたSMAPだが、メンバーの曲への思いは消えていないようだ。

 

2月28日、稲垣吾郎(48)がパーソナリティを務めるラジオ番組『THE TRAD』(TOKYO FM)で「本日のクロージングソングは、平和への願いを込めてこの曲をお届けします」と紹介し、『Triangle』をオンエアしたのだ。

 

16年の時を超えて人々の胸を打つ『Triangle』だが、当時のメンバーにはかなりの“挑戦作”だったという。

 

「名曲『オレンジ』なども手掛けた市川喜康さんによる楽曲で、風化しつつある第二次世界大戦や当時行われていたイラク戦争が歌詞に影響を与えているといいます。市川さんは曲ができた際に、曲に込めた思いを手紙に書いて、メンバー全員に送ったそうです。

 

しかし、アイドルがはっきりと“反戦”について書かれた楽曲を歌うのは当時では異例のこと。それだけに5人も最初はシリアスな歌詞に衝撃を受けたといいます」(前出・音楽関係者)

 

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