「打ち合わせでは事前に勉強してきてくれますし、収録の際も言葉選びが的確。もはや“福くん”とは呼びづらく、“福さん”と呼ぶときもあります(笑)」
こう語るのはあるテレビ局関係者。今、鈴木福(17)が“高校生コメンテーター”として活躍中だ。
「『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)に定期的に出演しています。山口県阿武町の誤振り込み問題について取り上げた際には、ミスをしてしまった職員を慮るコメントをしていました」(スポーツ紙記者)
制作関係者からも評判は上々。
「等身大の若者の意見が言えますし、老若男女問わず知名度が高いのも起用したくなるポイントです。このまま実績を重ねれば、“社会派キャスター”として報道番組に起用される可能性も大いにありそうです」
鈴木といえば6歳で出演したドラマ『マルモのおきて』(’11年、フジテレビ系)で一世を風靡した。
「『マルモ』当時は、双子役だった芦田愛菜さん(17)と現場で一緒に学校の宿題をやったこともあったそうです」(テレビ誌ライター)
しかし成長するにつれて芦田との“格差”を感じたこともあったようで……。
「愛菜さんは’19年、『天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典』に出席し、洗練された言葉遣いの祝辞を述べて話題を呼びました。福くんはそれを見て、『国民的な存在になってしまった……』と感じていたそうです」(前出・テレビ誌ライター)
最近では芦田は「高校生が選ぶ同世代で憧れている人」(アイ・エヌ・ジー調べ)で1位に選ばれた。
「『愛菜ちゃんに負けない!』と刺激を受けているのか、福くんも野球ファンとして始球式に臨んだり、美容男子としてインタビューを受けたりと、わが道を模索してきたようです」(前出・スポーツ紙記者)
そんな鈴木が今いちばん関心を持っているのがSDGsだという。
「今年1月からは中京テレビの情報番組『キャッチ!』に出演し、東海地方のSDGsについて取材しています。現在高校3年生ですが、そういった分野についてより深く勉強するため、大学は社会学部や国際学部に進学したいと考えているそうです」(前出・テレビ局関係者)
今年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことについて《18歳成人第一号の僕たち世代が認められる努力をしなければならないと思います》とツイッターに綴り、大きな反響を呼んでいた鈴木。
新世代を引っ張る存在となれるだろうか。