山田哲人(29)、青木宣親(40)、塩見泰隆(29)など多数の主力選手や高津臣吾監督(53)がコロナ感染のため戦線から離脱するヤクルト。7月12日から始まる中日3連戦を前に苦境に立たされているが、村上宗隆(22)の発言がファンから賞賛されている。
発言があったのは11日の練習後の取材でのこと。各メデイアによると村上は「こういうときだからこそより一層一致団結してやる」と決意を語ったという。
さらに村上は「その中でも中心は必要で、そこに僕がいることは自覚している。何とかチームを勝たせる打撃をしたい」とも発言。力強い姿勢を見せた。
4番打者としてチームを牽引する村上だが、精神的支柱にもなりつつあるとスポーツ誌ライターは語る。
「チームのピンチのときに村上選手がこのような力強さを見せるのはこれが初めてではありません。昨年4月にも青木選手らが濃厚接触者に判定されてチームを離脱した時期が。その際村上選手は、『青木さんだったらこういうことをするかな』とか『こういう声がけをするかな』と想像し、チームの雰囲気を明るくするよう率先して声出しをしていたというのです」
それは試合中にもしっかり発揮されていたという。
「ベンチにいるときも身を乗り出してチームメイトを鼓舞する姿が印象的でした。村上選手は東京五輪で代表メンバーとして金メダルを獲得しましたが、当時侍ジャパンを指揮した稲葉篤紀氏(49)も『投手に対して声をかけるタイミングであったり、あの若さにしてチームを引っ張る自覚も出てきた』と評していました」(前出・スポーツ誌ライター)
主力の大半が離脱するという緊急事態のなか、22歳にして貫禄たっぷりの村上の発言。インターネット上では賞賛の声が相次いだ。
《逆境にあっても中心にいる自分が「打つ」とだけなら勢いだけでも言えそうだが、「チームを勝たせる打撃をする」という言葉は飾り気ないが深くて凄い。チーム競技において味方を、そしてファンを熱く鼓舞しますね。結果を恐れず、チーム一丸で頑張ってほしい》
《ムネ、しびれるぜ。ある意味、今週が今シーズンで一番楽しみになってきた。勝っても負けてもいい。俺たちファンをしびれさせてくれ!》
《ヤクルト危機的状況の中でこのコメントは頼もしいです。離脱した選手は村上選手なら任せられると思っているでしょうね。実際嬉しくて泣けてきちゃいます。村上選手、ありがとう》
《なんて漢だ。胸がカッと熱くなった。応燕する事しか私には出来ないけど共に闘おう。チームスワローズ!》
「感染した選手が帰ってくるまで、いいチーム状況のまましっかり粘ると約束して頑張る」とも意気込んだ村上。若き主砲の活躍に期待!