杏と坂口健太郎が出演する『競争の番人』は公正取引委員会の活躍を描く 画像を見る

これまであまり知られてこなかった職業が多くクローズアップされている今年の夏ドラマ。そんな夏ドラマを本誌きってのドラマ好き女性記者たちが解説! 題して、「ドラマ好き女性記者たちによる、女性のための2022年夏ドラマ座談会」。最後まで見るべき作品は?

 

20代編集K(以下、K):今期、いちばん高かった初回視聴率は、『競争の番人』(フジテレビ系・月曜21時〜)の11.8%。連ドラで初めて公正取引委員会を舞台にしています。

 

40代記者H(以下、H):どんな仕事をしているのか、初めて知ることも多くて。こんなに大量の資料を読まなきゃならない仕事だとは(笑)。

 

30代記者S(以下、S):立入り検査の実態とか、意外な裏話も面白いです。

 

K:元刑事の新人職員役の(36)は、生真面目さがハマっていますね。姉御肌の主査役の小池栄子(41)もいい味を出していて、チームワークが光るドラマです。

 

60代記者N(以下、N):坂口健太郎(31)も天才肌の審査官役がピッタリ。見たものを写真のように記憶できるという設定が、『石子と羽男−そんなコトで訴えます?−』(TBS系・金曜22時〜)の中村倫也(35)と同じなのも興味深い。抜群の記憶力が生かされるシーンは見どころの一つよね。

 

K:中村倫也が演じるマチベン(町の弁護士)と、パラリーガル役の有村架純(29)の会話のテンポがいいんですよね。子犬のような赤楚衛二(28)もかわいい!

 

S:日常生活で誰にでも起こりうる訴訟を解決していく話なので身近に感じられます。カフェで無断で携帯を充電したら窃盗罪になるなんてビックリ!

 

K:綾野剛(40)が元プロサッカー選手を演じる『オールドルーキー』(TBS系・日曜21時〜)は、セカンドキャリアを描きつつ、スポーツマネジメントの世界をリアルに見せていますよね。ゲストも豪華です。

 

N:綾野ファンとしては、へなちょこな感じがすっごく新鮮(笑)。榮倉奈々(34)は、悩める夫を明るく支える妻役が最近多いですね。

 

H:セカンドキャリアといえば、『ユニコーンに乗って』(TBS系・火曜22時〜)の西島秀俊(51)も、永野芽郁(22)がCEOを務めるスタートアップ企業に転職してきた元銀行員を演じています。若い世代の仕事のやり方を謙虚に受け入れて、新しい人生を楽しむ姿が素敵だなあって。

 

S:イケメン枠の杉野遥亮(26)がいるのに、西島さんのほうに目が行ってしまうのは私だけかな?

 

N:私もそうなの! やっぱり演技に厚みがあるから。でも、杉野くんの目の演技もすごいなあって。永野芽郁を好きって気持ちがあふれていて、おばちゃん、抱きしめたくなる!(笑)

 

S:陸上自衛隊を描く『テッパチ!』(フジテレビ系・水曜22時〜)の北村一輝(53)もイケオジですよ。若手に引けを取らない鍛えた体もすごい!

 

H:自衛官候補生役の町田啓太(32)のシャワーシーンもやたら多くて。佐藤寛太(26)との筋肉対決とか、興奮した!

 

K:おじさんの活躍だと、『魔法のリノベ』(カンテレ・フジテレビ系・月曜22時〜)の原田泰造(52)も気になります。波瑠(31)が勤める工務店のライバル会社の部長を演じていますけど、悪い人の役もうまいですよね。あの張り付いたような笑みが怖くて怖くて(笑)。

 

H:家のリノベーションがテーマなので、自分の家と照らし合わせて見ちゃう。それぞれの家庭が抱える問題も、現代のリアルな家族像をきちんと捉えているよね。

 

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