平日にもかかわらず、鎌倉・由比ヶ浜の海辺は海水浴客であふれていた。8月下旬の午後1時過ぎ、1軒の瀟洒な海の家には格闘家やラッパーらが集まっており、気づいた海水浴客が騒いでいた。やがてモデル風の美女たちが2人、3人と次々と合流してくる。
その海の家はオープンレストランのような洒落た作りで、彼らがいるのは1段高くなったVIPルームだった。20人収容というこのスペースに、この時点で十数人が集まっていた。
そこへ午後2時ごろ、遅れてやってきたピンク色の髪に黒のTシャツ、サングラス姿の男性。VIPルームのバルコニーにいた男性にハイタッチで出迎えられた。
「今の手越じゃね?」
すれ違った海水浴客が振り向き、海の家をのぞき込んでいたとおり、現れたのは、NEWSの元メンバー・手越祐也(34)だった。
パーティの主役が到着したとばかり「カンパーイ!」と大声で盛り上がり始めた一同。ピッチャーに入ったビールやテキーラのボトルがじゃんじゃん運ばれてくるのが見える。洋服姿だった美女らもみんな水着姿になり、男女15人ほどでの水着パーティが開幕した。
手越はずっと奥のソファに座り、静かに飲んでいるようで、両隣に女性が座っていた。右隣にはホルターネックの白い水着を着た、元乃木坂46・白石麻衣(30)に似た雰囲気の20代前半の黒髪美女がピタッと寄り添っている。手越はその美女に団扇であおいでもらいながら、にこやかに談笑していた。
パーティでは瓶から一気飲みする者もいたり、2時間ほどたつと、参加者たちはすっかり酔いが回っている様子だった。参加者の別の男性が美女を膝に座らせて「腰振ったほうがいいよ~」などと言って写真撮影するなど、ほかの海水浴客が赤面する一幕も……。ラッパーはテラスに立ち、集まってきたファンに囲まれながら、写真撮影に快く応じて、ご機嫌な表情だった。
手越は隣の黒髪美女と座ったままだが、その頰は赤く染まり、やはり少し酔いが回っているようだった。盛り上がりもピークを迎えた午後5時ごろ、パーティは徐々にお開きの雰囲気になってきた。手越は早々と一人で海の家を出ると、運転手のいる車で都内へと向かったーー。