お誕生日に先立つ2月21日、天皇陛下は記者会見に臨まれた(写真:宮内庁提供) 画像を見る

2月23日、天皇陛下が63歳のお誕生日を迎えられた。先立つ21日に、恒例となっている記者会見に臨まれている。陛下は会見で、コロナ禍で自粛を余儀なくされていた地方へのご訪問を再開できた喜びや、沖縄県へのご訪問でお感じなった平和への思い、昨年9月に英国で執り行われたエリザベス女王の国葬への参列になどについてお話しになられていた。

 

宮内記者会は、今年6月にご成婚30周年を迎える雅子さまへの思いや、愛子さまの学生生活や将来についても質問していた。だが陛下が“完全スルー”された質問が1つだけあったのだ。

 

「質問の中で“愛子さまのご結婚についての考えをお聞かせください”と、記者会が聞いているのですが、天皇陛下は回答でご結婚に関わることに限っては、まったく言及されなかったのです。陛下はこれまでどのような質問にも基本的に真面目に、かつ誠実に回答されてこられたので、驚く声が上がりました」(皇室担当記者)

 

陛下は独身でいらしたころ、記者会見でご結婚やお相手探しについて何度も質問され続けてきた。手を変え品を変え繰り出される質問に、陛下はそのたびにユーモアを交えてお答えになっていた。

 

「ご趣味の登山に例えて、『七、八合目ぐらいといったところでしょうか』と述べられたり、理想の女性像について聞かれた際には、『会ったかもしれませんし、会わないかもしれないですし』と絶妙な言い回しで記者たちの笑いを誘うような答え方をされておりました。

 

ご自身の回答によりさまざまな“反応”が広がることで、お相手探しをする環境が騒がしくなって影響が出てきてしまうことを陛下は体験されておられます。愛子さまには、“なるべく静かな環境で恋愛や結婚を”と、陛下と雅子さまはお考えになっておられるのでしょう。

 

雅子さまとも相談のうえ、今回の会見で言及されないことをお決めになったそうです。また陛下のこうしたご姿勢からは、“今後も愛子さまのご結婚についての質問には答えない”という強いご意志を感じました」(宮内庁関係者)

出典元:

WEB女性自身

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