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5月8日、東京・銀座の高級時計店で白昼堂々と行われた強盗事件。犯行グループと見られる高校生を含む16歳から19歳の男4人は「お互いのことは知らない」と供述しており、いわゆる「闇バイト」の可能性が高いと指摘されている。

 

「闇バイトはSNSなどを通して、『短時間で高収入が得られる』などの甘い言葉で参加者を募集。軽い気持ちで仕事を受けたものの、その仕事内容は詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯などで犯罪組織の手先として利用されることも。その結果、犯罪者となってしまう若い人たちが近年多発しています」(全国紙記者)

 

闇バイトといえば、今年2月に住人を殺傷して金品を奪うといった一連の広域連続強盗事件で「ルフィ」と名乗り、闇バイトを募っていた渡辺優樹容疑者らが逮捕されたことも記憶に新しい。

 

そんな闇バイトが社会問題として注目を集めるなか、あるラッパーの言葉がSNS上で話題を呼んでいる。兵庫出身のSILENT KILLA JOINT(28)だ。SILENT KILLA JOINTは闇バイトについて5月10日、Twitterにこう綴った。

 

《闇バイトはやめとけ 銀座強盗を成人の初犯で逮捕された場合にこれから待ってるのは取調べ 裁判 刑務官から罵声を浴びせられ 狭い部屋で集団生活が始まり 部屋の中は縦社会で 殴りかかれば出所が伸び 6年前後の懲役を終えシャバ 親からの絶縁 賠償責任 手元に残る金なんてない 君らは捨て駒なんや》

 

《死に物狂いで犯罪を犯すなら夢を掴む努力を何故しない サッカー選手になれなくてももっと身近に夢があるはず 家族を幸せにする友達を幸せにする彼女を幸せにする 大切な人の幸せな顔を見て幸せになれない人間はいない って留置所で気づいてももう遅いよ》とSILENT KILLA JOINTはツイートした。

 

過去に2年半ほど服役した経験を持つSILENT KILLA JOINT。2019年の出所後、ラッパーとして精力的に活動し、昨年にはMCバトル大会の最高峰とされる「ULTIMATE MC BATTLE」で優勝を果たすなど、着実にキャリアを積み重ねてきた。

 

そんな彼の呼びかけはネットで大きな反響を呼び、2万もの“いいね”を記録。さらに共感する声がこう上がっている。

 

《ほんとその通りだと思う。悪さして金を手にしたとか、絵に描いたような幸せなんかほんと一瞬だから、コツコツ小さい事でも毎日身近な人を笑顔にできるようになってきたら 自分も嬉しいし、ほんとの幸せだよな~》
《経験値があって、今が旬なアーティストが声に出してSNSで全力で伝えてる 他人に向けてそんな声を発するfamousな人はそういない 世の大人が伝えられない大切な声を上げて彼は言ってると思う 間違いだらけでも、どんな状況でも間違いなく正解はあるんだよ だからこそブレずに前向いて行こう》
《ほんまこれ。闇バイト、募集で動くメンバーは、ただの使い捨て》

 

「君らは捨て駒」――。この言葉が、若者たちに届くことを祈るばかりだ。

出典元:

WEB女性自身

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