なんか小さくてかわいいやつ――。子どもから大人まで、広く人気を得ている漫画『ちいかわ』。
イラストレーターのナガノ氏が’20年1月からX(当時はTwitter)で連載をスタートさせ、主人公・ちいかわと友達のハチワレ、うさぎなど個性豊かなキャラクターたちとのハートフルな日常を描いた物語だ。’22年4月には『めざましテレビ』(フジテレビ系)でアニメ化されたこともあり、幅広い層の心を掴んでいる。
そんななか、ファンにとって“ショッキングな出来事”が起こっているのだ。
9月22日の午前11時から、公式オンラインストア「ちいかわマーケット」でマスコットやステッカーなどの新商品が発売。
だが人気のあまり早くも品切れが続出し、争奪戦状態に。なお商品ページではマスコットは「※1会計につき1個まで購入可」、ステッカーは「※1会計につき2個まで購入可」と赤文字で明記されている。
本誌記者がサイトを確認したところ、例えば「ちいかわ 仮装たのしい~!マスコット(カボチャなうさぎ)」と「ちいかわ 仮装たのしい~!マスコット(カボチャなモモンガ)」(ともに税込み1,430円)は同日19時時点で完売していた。
待ちに待ったファンが購入しているものと思いきや、違ったようで……。なんとハロウィングッズを中心に「メルカリ」や「ヤフオク!」に出品されているのだ。
実際に「メルカリ」で「ちいかわ カボチャなうさぎ」と検索すると、マスコットやステッカーも含めて200件以上がヒット。すでに販売済となっているものも散見され、「カボチャなうさぎ」単体では3,000~10,000円の価格帯で取引されていた。また他のマスコット商品と抱き合わせで、15,000円前後の高価格で出品されているものも。
同様に「ヤフオク!」でも「ちいかわ カボチャなうさぎ」と検索すると、マスコット、ステッカーを含めて20件あまりの出品を確認。高額なものだと、8,800円と約6倍の値段が付けられていた。(「メルカリ」、「ヤフオク!」ともに22日20時現在)
ファンの楽しみを奪うような“転売ヤー”の横行に、SNSでは激怒する声が続々。受注販売を望む声も上がっている。
《ハロウィンのちいかわ買えんかった…… 全部転売ヤーに持っていかれた》
《ちいかわ争奪戦ヤバいな… カボチャうさぎ1万近い転売価格とか何なん…これのんびり買いに行ってたとしても買えんやつ… 転売ヤーマジ駆逐されろ》
《ちいかわハロウィンの転売えぐ…あいつらほんと片っ端から丁寧に擦りおろしたい》
《うさぎのハロウィンのカボチャのやつ めっちゃ欲しいんですけど転売で買わずに我慢してます。みなさんも受注生産や再販を祈って耐えましょう》