10月29日、格闘家・朝倉未来(31)のYouTubeチャンネルで「Breaking Down10 喧嘩自慢合宿vol.1」と題する動画が公開された。
“1分間最強を決める”をコンセプトに、全国各地から喧嘩自慢・不良を集めてスター選手を発掘する「Breaking Down」。動画では新企画「不良100人を集めて勝ち残った1人には年間1000万契約」で、勝ち残った選手たちが参加する1泊2日の合宿の様子が公開された。だが“あるシーン”に「危ない」との声が上がり、物議を醸している。
注目を集めているのは、特別コーチとして合宿に参加した元K-1選手の冨澤大智(26)が“100人企画”のベスト8に入ったエントリーNo.111の江口響にスパーリングを行うシーン。
スパーリングを終えた冨澤は、江口に「打ち合いの距離で戦う時に頭ズラして上げた方がいいっすね。1発入った時にちょっとグラっとなってた。あれが頭をズラしていれば倒れないで済むんですけど」「あれをズラしてないから打ち合いの時に揺れちゃう。ちゃんとズラして殴るっていうのを覚えた方がいい」とフィードバック。
しかし直後に異変が……。江口はスタッフから「(スパーリングを)やったっすか?」と確認され、「ちょっと心配だな」「座りましょうか」と促されることに。スパーリングで受けたダメージによって「記憶が飛んでる」と指摘され、「ちょっと受診した方がいいですね」とアドバイスされたのだった。
冨澤は「今はダメージを抜くのを優先した方がいい」と気遣い、病院送りとなった江口は脱落する結果に。いっぽうで一部始終を切り抜いた動画がX(旧Twitter)で拡散し、ヘッドギアを着用せずにスパーリングをしていたことに批判の声が続出。
《素人相手にヘッドギアなしでグローブも薄い。こんなんスパーでもなんでもないじゃん》
《毎回思うなぜヘッドギア付けさせないのか?そして強者アピールするなら、ちゃんと手加減しつつも圧倒する事ができるんじゃ無いかと。マジで洒落にならん事がいつか起きるぞ》
《まじでブレイキングダウンやめてくれ。大事になる前に。格闘技が、スポーツじゃなくてただの喧嘩になってしまう。今までの多くの格闘家が積み上げてきたものを壊さないでくれよ》
いっぽう冨澤は29日、具体的な事柄には触れずに《申し訳無いことをした。。》とXに投稿。あるユーザーから《運営の責任》との声が寄せられると、《これは違う 運営の責任では無い 合宿にきた全員が自分の意思で決めて 覚悟して来てる 俺がやり過ぎたのは俺の責任 江口さんには またチャンスを与えてあげて欲しい》と反省の弁を綴っていた。
江口も冨澤の投稿に反応する形で、30日に《これは自分の寝不足が原因なので冨澤選手の責任は意味わからんです。逆に申し訳ないです。バチバチのガチスパめちゃ楽しかったです 運営にもなんか見栄え悪くて申し訳ないです。バッチリ回復してるんでリベンジしたい気持ちしかないです!》とコメント。
江口は翌31日にも拡散している動画の投稿を引用し、《みんな心配してくれるのはありがたいですが、僕は普段から朝ごはん食べた事を昼には忘れるタイプなので心配しないで下さい ブレイキングダウン最高!》と呼びかけている。