2月14日、NHKが定例会見を行い、3月末をもって『ブラタモリ』のレギュラー放送を終了すると発表した。
理由について、会見に出席した山名メディア総局長は「今のスタイルでの番組は本年度で区切りをつけることになった」と説明。その上で「視聴者にとって楽しめる番組作りを考えていきたい」とも話し、特番を制作する可能性は否定しなかった。
今年で78歳を迎えるタモリ。自身を含めた明石家さんま(68)、ビートたけし(77)と「ビッグ3」として芸能界のトップを走り続けてきたが、今年1月6日に放送された『タモリと鶴瓶のテレビDEお正月2024』(NHK総合)では、「体調は大丈夫」としつつも「物忘れがひどい」と告白していた。
’14年3月に約31年続いた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が終了し、昨年3月には40年続いた『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)が惜しまれつつも歴史に幕を下ろすことに。
現在は、不定期に放送される『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)のストーリーテラー役を除けば、レギュラー番組は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)のみとなる。昨年3月、『タモリ倶楽部』終了の際にテレビ朝日関係者は本誌の取材にこう語っている。
「『ミュージックステーション』も35年以上続いており、同一司会者による最長の生放送音楽番組としてギネス認定されています。しかし、’19年から放送枠が20時から21時に変更され、タモリさんの体力的負担も大きくなりました。特番やスペシャルライブでは4時間生放送ということもあり、番組終了後はタモリさんが明らかに疲れている姿も見られます。
実は『笑っていいとも!』が’14年に終了するとき、当時68歳のタモリさんは本気で“70歳引退”を考えたそうです。それから約10年、いまは80歳を一区切りにする方向で話が進んでいるようです」
残るレギュラー番組は1つとなり、にわかに現実味を帯び始めてきた“80歳で引退”説。SNSでは番組の終了を惜しむ声とともに、タモリの体調を心配する声が相次いでいた。
《もう老齢のタモリさんが、この全国ロケ番組をいつまで続けられるのかと思っていました。ちょっとマンネリな感じもしてきたので、いったん休止はちょうど良い判断かと思います》
《他人の体をとやかく言う立場ではありませんが….と言いながら、タモリさん、頭の回転はまだ冴えていますが、最近は大分お体が痩せてきているような。誰かが代われるような番組では無いので、関係者さんには上手い終着点を見つけてほしい》
《ブラタモリ、好きだったなあ… タモリさんもそろそろ少しずつ、自身の番組をすっぱりと終わらせていってますね…寂しい限りです》
《タモリさん側の理由なのかな。残念。隔週でも月一でもいいからなんとかならないのかなあ》