4月から日赤の嘱託職員となられた愛子さま /(C)JMPA 画像を見る

愛子さまは日本赤十字社(以下、日赤)で働き始めて以降、9時前には出社されていますし、時には1~2時間ほど残業され、ご退社が夜7時をすぎることもあります。一部で遅刻について報じられましたが、ごく例外的なものだったと聞いています。愛子さまは“特別扱い”は望まれず、勤勉に同僚たちと業務に取り組まれています」

 

こう話すのは皇室担当記者だ。4月に常勤の嘱託職員として日赤に入社された愛子さまは、青少年・ボランティア課で情報誌の編集などに携わり、ご公務との両立に励まれている。そんな愛子さまのご入社が、意外な経済効果を生んでいたというのだ。民放キー局関係者がこう明かす。

 

「5月1日から21日までの期間で、『皇室番組の枠があれば、ぜひ流していただきたい』と、民放各局合計で1億5千万円規模のスポットCMを出稿する申し出が日赤からあったのです。

 

スポットCMとは、テレビ局が番組を特定せず時間枠を指定して放映されるもの。昨年までも日赤は各局に出稿してきましたが、特定の番組を希望することはかなり異例です。各局の広告の営業部署が、“愛子さま効果だ”と色めき立ったと聞いています」

 

皇室番組は、皇室の方々のご公務や私的なお出かけ、ご旅行などを伝えてきた。現在は日本テレビ系『皇室日記』、TBS系『皇室アルバム』、フジテレビ系『皇室ご一家』、テレビ東京系・BSテレ東『皇室の窓』がある。だが以前からテレビ業界では、“意外にスポンサーが付きにくい”とされてきたという。

 

「もともとスポットCMを出す際に、“皇室番組への出稿は避けてほしい”とオーダーしてくるクライアント企業は少なくありません。“不祥事などがあったとき、皇室にご迷惑をかけてしまっては畏れ多い”などと、出稿を尻込みしてしまう傾向があるのです。

 

また各番組ともに時間帯が早朝ということもあって視聴率も高くはなく、番組によっては放送回数が毎週から月1度になったりと、CMを出してくれる企業が少ないことを、各局が悩ましく捉えていた現状があったのです」(前出・キー局関係者)

 

愛子さまご入社直後に日赤がCMを大量に放映したのは、活動を世の中に広く伝えるチャンスと捉えていたからだという。

 

「全国の赤十字病院の運営や災害救護活動、ボランティア支援、献血事業、国際的な救援活動など幅広い活動を非営利で行う日赤は、財政面を支えるためにも賛助会員を確保していく必要があります。愛子さまが職員となられたことで、日赤の存在と活動はイメージアップしたほか、改めて社会的な認知度も大きく高まっているといえます」(前出・皇室担当記者)

 

日赤とテレビ局が“Win-Win”となる驚愕の効果を、ご入社2カ月でもたらしていた愛子さま。ひたむきに、今日もおつとめのために動かれている。

 

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