(写真提供:宮内庁) 画像を見る

12月1日に23歳の誕生日を迎えられた天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。大学卒業後、4月からは社会人となり、10月には初の単独地方公務として佐賀県を訪れるなど、皇族としてのお務めに励まれ、国民からの注目もかつてないほど高まる1年となった。

 

愛子さまがニュースで取り上げられるたび、ネット上では愛子さまの装いや持ち物、所作などに関心が寄せられる。中でも特に話題となっているのが愛子さまの醸し出される”気品”だ。

 

愛子さまのお振る舞いのどのような部分が、これほどに見る人を惹きつけるのだろうか。マナーの専門家で人材教育家として全国の企業で社員研修や講演会を年間100本以上担当する井垣利英(いがきとしえ)氏に聞いた。

 

「正式には、”愛子さま”ではなく”敬宮愛子内親王殿下”ですので、”敬宮(としのみや)さま”とお呼びします」という井垣氏は、愛子さまの振る舞いについて「敬宮さまの特徴は、周りも心地良くなる”ふんわり感である”」と分析。ふんわり感を構成する要素として次のポイントを挙げた。

 

「まず、”微笑み“です。重要なのは笑顔ではなく”微笑み”である点です。いつでも微笑まれていて、目も笑われています。笑顔が板についていない人は口元だけで笑いがちですが、敬宮さまは常に目も優しく笑われています。人の話を聞かれているときはもちろん、展示された資料を真剣にご覧になっているときでも微笑まれているのです。

 

これは技術として意図してもなかなかできません。本心からご興味を持たれて、 この場にいられて”嬉しい”という思いが表情となって現れているのだと思います。お人柄がとても素直で純粋な方だというのが、この微笑みに表れています」

 

次に挙げたのが”謙虚さ”だ。

 

「常に謙虚な姿勢が醸し出されています。佐賀県で柔道を観戦された際も、前もってルールを詳しく調べられていて、説明する専門家が『柔道がお好きなのですか?』と思わず質問したというほど、柔道の技などにお詳しかったそうです。事前に念入りに勉強され、せっかくの機会にできる限り学ばれようという姿勢や、教えてくれる人への敬意などに謙虚さが表れています」

 

そして、井垣氏が「1番の特長」と挙げたのが、”人の目を見てしっかりと話を聞かれる姿勢”だ。

 

「相手の目を見て、うなずきながらお話を聞かれています。しかも、常に微笑みながら聞かれていて、威圧感のようなものが一切ありません。敬宮さまをお迎えする際、たとえば、知事や県庁の職員さんなど準備する側は緊張しているはずですが、実際にお会いした瞬間から和やかなムードになっています」

 

また、佐賀県から帰る飛行機に搭乗される前に、愛子さまは驚きの行動をとられたという。

 

「県の方が5〜6人並んでいて1人ずつご挨拶されたのですが、必ず笑顔で相手の目を見て、しっかりお話を聞いて受け答えされていました。驚いたのが、最後に全員にねぎらいのお言葉をかけられていたんです。『お忙しいと思いますが、お体を大切に』といった言葉を、1人1人に合わせた内容で言葉を変えてお話しされていました。

 

私が担当する企業でのビジネスマナー研修でもよく話していますが、 ”最後の言葉”が1番相手の印象に残るんです。 だから、こうして心のこもった労いの言葉をかけられた人は全員、敬宮さまを大好きになりますよ。『愛子さまにこんな事を言って頂いた!』って一生言うと思います(笑)」

 

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出典元:

WEB女性自身

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