大みそかの風物詩『NHK紅白歌合戦』の放送が間近に迫っている。
今年、初出場するのが演歌歌手の新浜レオン(28)。演歌・歌謡界からは6年ぶりの初出場者であり、まさに期待の星だ。
「膝でスライディングする“膝スラ”と、『がんばレオン』『おつかレオン』『幸せ溢レオン』といった“レオン語”でも人気です」(芸能関係者)
彼の父親である髙城靖雄(66)もまた芸歴43年のキャリアを持つ演歌歌手。若いころには『伯方の塩』のテレビCMに出演、「は・か・た・の・しお♪」の歌声で視聴者を魅了した。そんな髙城が、デビュー5年半にして紅白初出場をつかんだ息子への思いを本誌に語った。
「幼い頃の息子はプロ野球選手になりたいという一心で、小学校3年から高校まで野球一筋で生きていました。生まれ育った千葉県は強豪校がひしめく野球王国です。
高校時代は地元の千葉英和高校という部員が100人ぐらいいる学校でキャッチャーとしてキャプテンも務めました。県大会のベスト4まで進みましたが、あと2勝で甲子園というところで夢破れました。その後、大学に進学した際には『もう野球はやらない』と言い出したんです」
夢を失った新浜が見つけたのが、父と同じ歌手への道だった。
「小さいころからずっと私のディナーショーやコンサートに連れて行っていたので、歌手への憧れが芽生えていたのかもしれません」
大学在学中にはカバン持ちとして父の仕事を手伝っていた新浜は、4年生の時に現在の所属事務所にデモテープを持ち込む。プロを目指した球児のストイックさと礼儀正しさが買われ、令和元年初日の2019年5月1日、事務所初の演歌歌手としてデビューを果たした。
「新浜レオンという芸名は事務所の社長がつけてくれました。令和元年にデビューしましたので新元号の『新』と、『浜』は出身地である千葉のイメージから。また社長は青森の出身で、津軽半島の岬にライオン岩という観光名所があるらしく、いつかタレントに『レオン』と名付けたいと考えていたのだそうです。レオンという芸名のために、デビュー当時は『ハーフなんですか?』と、よく聞かれたとか(笑)」