東日本大震災の発生から3月11日で14年。当日は今年も多くの著名人が追悼や復興への願いをXに投稿するなか、人気歌手・aiko(49)のポストが一部で波紋を呼んだ。
aikoは11日にXを更新し、14年前の震災発生日の午後2時46分の様子を《私はMステのリハーサルをしていました》と明かしつつ、こう綴った。
《あまりの揺れに「…どうか震源地が東京でありますように」って願いながら机の下にいました。毎日を大切に毎日に何でもない時にも感謝して生きていきたい》
東京でも震度5強を観測した当時の緊迫感やaikoの願いが伝わる投稿ではあるが、《震源地が東京でありますように》という記述をめぐって、あるユーザーから《どうして東京が震源地だと願ったの?》という質問が寄せられた。
これに対し、aikoは《東京でこんなに揺れていたから、これ以上他の場所で大きな揺れが起こっていませんようにって思った》と返答。
ところが、一部のユーザーからは、“発言に気をつけて”“その発想はいかがなものか”といった批判が上がった。こうした声を受けてか、aikoは13日の投稿でこう謝罪した。
《私の言葉足らずでした。色んな人にを悲しい気持ちにさせてしまい、本当にめんなさい。もっと丁寧にみんなに届く文章を書くべきでした》(原文ママ)
「たしかに、『震源地が東京でありますように』という箇所だけを取り出せば、不適切な表現と捉えられるでしょうし、もうひとこと説明があっても良かったかもしれません。ただ、東京以上に大きな地震が起こっている可能性を、咄嗟に考えた当時のaikoさんの素直な思いを文章にしたまでで、少なくとも悪意ある投稿と解釈されるほどのものではないでしょう。Mステも東京で収録しているわけですから……」(Webメディア記者)
実際、X上ではaikoに同情的な声が多く寄せられている。
《地震の時に、「この揺れで震源地が遠かったらやばいぞ」とか思わないのかなぁ》
《なんでaikoが謝罪させられるのだろう。シンプルにここ以上の揺れがありませんようにって意味でしょ。発信者の言葉が足りないのではなくて、読解力の低さのが問題では…》
《aikoさんの投稿。短い文章の中に彼女の状況・想像力・優しさが表現されているのですが、わざわざ説明と謝罪をされたそうです。これを悪意的に読解する人がいるのは本当に可哀想》
