26日、ステマ指示について説明する小泉農相(写真:時事通信) 画像を見る

「最終的に起こってしまったことの責任は私にある。ご批判はしっかりと私が受けたい」

 

9月26日、閣議後の記者会見でこう語ったのは、小泉進次郎農相(54)。

 

10月4日開票の自民党総裁選に出馬し、当選が有力視されるなか、陣営が起こした“大失態”の対応に追われている。

 

9月24日に「文春オンライン」が、小泉陣営で「総務・広報」を務める牧島かれん氏(48)の事務所が関係者にメールで「ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いて欲しい」と、24パターンのコメント例を添えてヤラセの書き込みを要請していたと報道。中には最大のライバルとされる高市早苗氏(64)を指すと思われるネガティブなコメント例もあったといい、批判が殺到した。

 

25日に、陣営で事務局長代理を務める小林史明衆院議員が、記者団の取材に対して“ステマ指示”の事実関係を大筋で認め、26日には小泉氏自身が説明した。

 

冒頭のように責任について語り、一連の出来事を謝罪しつつも、総裁選への出馬については「緊張感を持って、二度とこういうことが起こらないように、しっかりと最後まで臨みたい」と出馬取りやめの可能性は否定した。

 

そんななか、小泉氏のデジタル戦略をめぐって、“もう一つの疑惑”がSNS上で囁かれている。小泉氏といえば、総裁選に向けて公式TikTokアカウントを9月20日に開設したばかりなのだが——。

 

「小泉氏の公式Xでは、一般ユーザーがコメントを書き込める設定になっていません。誹謗中傷といった”荒らしコメント”を防ぐための措置だとみられますが、総裁選の残る4名の候補者は全員オープンにしているので”国民の声を聞く気がない”などと批判されていました。そのためか、開設したばかりのTikTokではコメント欄はオープンになっていました。

 

ところが、開設直後から”批判的なコメントをしたら消された”、”8000件あったコメント数が4000件程度に減っている”と指摘する投稿がSNS上で相次いでいるのです。

 

本当に消されたかの真偽は不明ですが、SNS上のインフルエンサーなどが一連の指摘を拡散したことなどもあって、小泉陣営が”不都合な声を削除している”と新たな批判が噴出しているようです」(全国紙政治部記者)

 

そこで、小泉氏の事務所に指摘されているようにコメントを削除しているのか、しているならばその理由について問い合わせたところ、TikTokの「コミュニティガイドライン」のURLを添えて次のような回答が寄せられた。

 

《9月20日から「TikTok」を開設し、事務所で公式アカウントを運用しています。この中で、TikTokがクリエーターに提供する公式フィルタリングを使っており、TikTokのガイドラインに沿って、結果的にコメントが表示されなくなっているようです。

 

また、TikTokでは運営側によって、コミュニティガイドラインに違反するコメントを削除することがあります。表示後に審査され、さかのぼって削除されることもあると伺っています。

 

現場では、26秒に1投稿というペースで、極めて直接的な表現で、誹謗中傷に当たるコメントが投稿されているため、このようなコメントを見た他の利用者が不快な気持ちになったり、応援してくださる方々への精神的な悪影響を避けたりするためにも、公式フィルタリングを使っています。》

 

あくまでコメントの削除は、事務所側が手動で行ったものではなく、フィルタリングやTikTok運営側によるものだと説明した小泉サイド。たしかに小泉氏のTikTokでの、はじめての投稿のコメント数は18,340件(26日17時時点)だが、批判的なコメントがほとんど。

 

この逆風のなか、小泉氏はどう挽回していくのか。

画像ページ >【画像あり】「親子で日本壊さないで」小泉氏のTikTokに寄せられた悲痛な批判コメント(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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