10月4日に行われた自民党総裁選で、決選投票の末に高市早苗前経済安保担当相(64)が選ばれ、’55年の結党以来初の女性総裁誕生という結果で幕を閉じた。いっぽう、Xではそんな歴史的瞬間の直前に、ある女性議員が浮かべていた“表情”が話題を呼んでいる。
まず、 総裁選では、国会議員による投票が終わると、事務局員による開票作業が壇上で行われる。壇上には11人の国会議員で構成される選挙管理委員会の席が設けられており、開票作業が終わると、事務局員が委員会のメンバーに投票結果を見せて回り、メンバーによる確認が行われる。これら一連の作業が終わると、最後に逢沢一郎委員長(71)が結果を発表するという流れだ。
今回、選管委員会のメンバーに名を連ねたのは、逢沢委員長をはじめ、宮下一郎衆院議員(67 )、丹羽秀樹衆院議員(52)、鬼木誠衆院議員(52)、加藤鮎子衆院議員(46)、小寺裕雄衆院議員(65)、山下雄平参院議員(46)などの11人。決選投票が終わり、前述した流れで選管メンバーによる確認が行われたのだが、Xで注目を集めているのは、その際に加藤氏が見せた表情だった。
加藤氏は、事務局員が見せて回った箱を鬼木氏の隣の席で覗き込むと、大げさな反応を見せることはなかったが、何度か頷き、引きつったような笑みをわずかに浮かべたのだ。この場面は各メディアの中継や、ネットの選挙番組でも捉えられ、Xではこんな声が上がっていた。
《加藤鮎子の表情が露骨すぎたよなw》
《総裁選選管メンバーの結果を見た時の顔。特に加藤鮎子の面を忘れんわ》
《こんな顔に出る人も珍しいなwww》
《加藤鮎子の顔はどんな感情か》
《加藤鮎子が険しい表情している気がする》
決選投票は、高市氏が国会議員票を149票、都道府県票36票を獲得し、小泉氏はそれぞれ145票、11票を獲得。一足先に結果を見て高市総裁誕生を悟った加藤氏だが、どのような心境で結果を受け止めていたのだろうか。
「総裁選の選管委員になると、特定の候補者の推薦人になることはできず、加藤氏は9月22日の公示以来、いずれの候補者についても支持を表明してきませんでした。ただ、昨年の総裁選では『チーム進次郎』の一員として応援を呼びかけ、推薦人にも名を連ねていました。今回の総裁選後の取材でも、1回目の投票から小泉氏に投票していたことを明言しています。
選挙戦終盤の情勢では、高市氏が党員票でリードしていると見られていましたが、逆に議員票では小泉氏が強いという見方が多勢でした。決戦投票で、その議員票を高市氏が大幅に積み上げたという結果に、小泉氏に票を入れていた加藤氏としても“まさか”という思いがあったのではないでしょうか」(政治部記者)
そんな加藤氏の地元である山形・鶴岡市では5日に市長選が行われ、加藤氏からも支援を受けていた新人・佐藤聡氏(57)が現職を破って初当選。加藤氏は6日、Facebookページを更新し、以下のように祝福した。
《前回の選挙ではわずか120票差で惜しくも涙をのみました。あの時から今日まで、一貫して「地に足のついた政策」を掲げ、誠実に訴え続けてこられた佐藤さとしさん。市民の皆様の大きな期待を背中に受けての勝利でした》
加藤氏としては、ひとまず“連敗”は回避できたようだ。
画像ページ >【写真あり】「こんな顔に出る人も珍しい」投票結果を確認する“進次郎派”女性議員(他1枚)
