21日に衆参両院の本会議で行われた首相指名選挙で、自民党の高市早苗総裁(64)が第104代首相に選出された。公明党の連立離脱があり一時は総理の座が危ぶまれた高市氏だったが、なんとか日本維新の会との連立にこぎつけ、憲政史上初の女性総理として高市早苗“新総理”が誕生した。
そんななか、高市総理の“恩師”のSNSが、“再び”脚光を集めている。
「故・安倍晋三元首相のXです。’22年に安倍氏が銃撃を受けて亡くなった前日の、“最後の投稿”が再び話題を集めており、高市総理決定後には多くのコメントがついていました」(全国紙政治部記者・以下同)
投稿が再注目されている理由は高市内閣の閣僚人事によるものが大きい。
「先ほど閣僚人事が発表されました。外務大臣に茂木敏充氏(70)、総務大臣に林芳正氏(64)、財務大臣に片山さつき氏(66)などベテラン議員が並ぶ中、経済安保担当大臣には当選2回の小野田紀美参院議員(42)が抜擢されたのです。
小野田氏は今回の総裁選で“チーム・サナエ”陣営でキャプテンを務めており、高市新総理と同じく保守的な言動で知られる、“若手のホープ”。そして安倍氏の“最後の投稿”の写真に、安倍氏とともに写っていた人物こそが、小野田氏なんです」
肝心の安倍氏の投稿は、以下の文面が綴られていた。
《自民党公認のみで戦い抜く小野田紀美候補。厳しい闘い、彼女の鋼の信念に会場は燃えました。
日本を守り抜く小野田紀美候補に力を!
宜しくお願いします。》
「小野田氏が’22年の参院選で2期目の当選を目指していた当時、銃撃された前日夜に安倍氏が岡山での演説会に駆けつけた際の投稿でした。小野田氏と公明党との関係が良好といえず、全国32ある1人区のうち唯一推薦を受けずに選挙を戦っていたことについても書かれています」
公明党の連立離脱、安倍氏の“愛弟子”ともいえる小野田氏の入閣、高市新総理の誕生。この事態に“縁”を感じたユーザーからはこんなコメントが残されていた。
《安倍さんの最後のツイートがこれなんよな。そんな小野田さんが入閣するっていうのは感慨深い。》
《安倍さんを、あまり引き合いに出したくないが 安倍さんが最後に応援した小野田紀美さんが初入閣 そして安倍さんが推した高市早苗さんが日本初の女性総理大臣に指名される》
《安倍さん、貴方の応援した高市さんは女性初の総理に、小野田さんは経済安保大臣になりましたよ!高市総理と小野田大臣で日本を守り抜く。安倍さんの愛した日本の再生が始まりました。天国から見守ってください。》
(すべて原文ママ)
