10月28日にドナルド・トランプ米大統領(79)との首脳会談をおこなった高市早苗首相(64)の言動が議論を巻き起こしている。
論争の発端となったのは、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地に停泊する米原子力空母「ジョージ・ワシントン」でおこなわれたトランプ大統領の演説中のこと。トランプ大統領は高市首相を壇上に呼び寄せ、「この女性は勝者だ」「日本で初めての女性の首相だ」などと称賛し、肩を抱き寄せた。すると、高市首相はそれに応えるように満面の笑みで右腕を突き上げたり、サムズアップしたり、飛び跳ねたりといったリアクションを見せたのだ。
この高市首相の振る舞いが報じられると、29日、女優でタレントの東ちづる(65)は自身のXで《女性だからこそ、その業界では特に、媚びと過剰適応でのし上がってきたと想像できる》と投稿。具体的な名前こそ出していないが、高市首相を指しているものと捉えるフォロワーは多く、《さすがに言葉を選ぶべき》《女性の敵は女性》などの批判が相次いだ。
また、シンガーソングライターの柴田淳(48)も、Xで「高市首相がトランプ大統領にノーベル平和賞の推薦状を渡す方向で調整している」という「テレ朝NEWS」の記事を紹介したうえで、《こうやって男に散々媚びてきたんだろうな。使えるものはなんでも使ってね》と綴り、波紋を呼んだ。
著名人たちによる“高市サゲ”が白熱するなか、故・立川談志さんの弟子である落語家・立川談四楼(74)の投稿も物議を醸している。
談四楼は11月1日、Xで《高市首相の媚を見苦しいと思いつつ肯定的に見ている》と切り出すと、高市首相について次のように揶揄したのだ。
《世襲議員でも実家が太いわけでもなく、松下政経塾から国政へ。そこは古狸が跳梁跋扈する男社会だ。そこを泳ぎ切って首相まで登り詰めたが、男に媚びる以外のどんな手だてがあったというのか。政策か?否。媚び、おだて、懐に入るしかなかったのだ》
「談四楼さんといえば日本共産党を支持していることを公言している方です。日本共産党が発行する『しんぶん赤旗』で紙上政談独演会を開いたこともあり、記事内では《共産党カッケー》などとエールを送っていました。また、自身の落語会でもたびたび政治ネタを扱っており、以前から自公政権、特に安倍晋三元首相への批判を繰り返してきました」(全国紙政治部記者)
今回の投稿は安倍元首相の“後継者”と目される高市首相への皮肉が込められた内容だったが、ネット上では批判が相次いでいる。
《これは酷い女性差別ですね。結局女の人は媚びないと生きていけないと言う。もう噺家やめたほうがいいですよ》
《それ、あなたの「妄想」ですよね?》
《男性が同じ言動をしても媚とは簡単に言われない。これはダブルスタンダードであり、女性差別。笑顔で他の政治家に接するだけで女性政治家は媚を売っていると揶揄される。アホらしい。今は令和なのに》
画像ページ >【写真あり】「媚び、おだて、懐に入るしかなかった」高市首相へ“皮肉たっぷり”な投稿をした74歳大物落語家(他2枚)
