愛子さま(写真:JMPA・2026年4月17日) 画像を見る

「4月15日に開かれた皇族数確保策を巡る全体会議では、自民党が主導権を握る形で終わり、今国会中の皇室典範改正に向けて一気に突き進むとみられています。このままでは、旧宮家の養子縁組案と結婚後の女性皇族の身分保持案だけの改正にとどまり、皇位継承のあり方まで議論が広がることはないでしょう」

 

こう話すのは、皇室担当記者だ。

 

いまや女性天皇と女系天皇を容認するという声は9割にも上る結果となった世論調査があるほか、天皇陛下の男系のお子さまである愛子さまの将来のご即位を望む声は、日に日に高まっている。だが自民党がリードする議論は、国民の多くが期待する「愛子天皇」の実現と真逆の方向へと進んでいる。

 

そんななか、陛下とは学習院幼稚園時代から家族ぐるみで交流を重ねてきたご学友、社会学研究者の小山泰生さんが、一石を投じようとしていた。『週刊現代』4月27日発売号の《愛子さまに見た「天皇の資質」》というタイトルの特集記事で、

 

「愛子さまを天皇に据えれば国民の多くが納得し、皇室への敬愛は高まります」

 

と、愛子さまこそ天皇にふさわしいと提言し、ほかのご学友らと政治家への接触を始めていることなどを、小山さんは4ページにわたって明かしているのだ。

 

小山さんの高祖父は、大日本帝国憲法と旧皇室典範の制定に携わった政治家の佐佐木高行で、当時、天皇の最高諮問機関にあたる枢密院の枢密顧問官を務めていた。前出の皇室担当記者はこう解説する。

 

「男系男子による皇位継承が明文化された旧皇室典範の制定に際して、議論を主導した初代首相・伊藤博文に、佐佐木ら複数の政治家が猛然と反対した経緯を、記事で紹介しています。

 

また小山氏によれば、佐佐木らが旧皇室典範の原案に記された『女帝の排除』『譲位の禁止』『養子禁止』『長子相続』の4点に異を唱えていたといいます。特に佐佐木は“必ずしも長男に限らず、『徳』のある人物が継承する工夫を重ねてきたのが、皇室の伝統である”と訴えた事実に注目してほしいとも語っています」

 

小山さんは、佐佐木が説いた「徳」とは、国民から「この方こそ天皇にふさわしい」と敬愛される資質が備わっていることだと述べつつ、“愛子さまにこの資質が備わっている”としている。なぜそのように感じたのか、本誌は小山さんに話を聞いた。

 

「メディア各社の世論調査の結果が、すでに愛子さまに圧倒的な徳が備わっていることの表れでしょう。私は、愛子さまのご成長を1歳のころから間近で拝見し、聡明さに驚かされることは少なくありませんでした。

 

中学時代、かなりお痩せになったときのことです。この時期にもご挨拶に伺ったのですが、愛子さまはお姿を隠されることなくお出ましになったのです。超然としたそのお姿に、『帝王になるべき方だ』と確信しました。男系かつ有徳である愛子さまこそ、即位されるにふさわしい方だと思うのです」

 

そして、国会の議論が国民の感覚からズレ始めているからこそ、小山さんは提言しなければならないと決断したのだという。

 

「各党の政治家によりよい意見を戦わせてほしいからこそ、佐佐木の子孫である私が話さなければならないと思ったのです。

 

さらに、2050年までに在留外国人の割合が全人口の1割にも達するという試算があります。欧州のように、宗教や文化が異なる人々が増えれば国民の価値観も変わり、日本の歴史や伝統を踏まえた議論も難しくなってしまうでしょう。

 

国会では皇族数の確保策を巡る議論が再開されましたが、各党の意見がまとまって、法制化する段階になったら手遅れです。いま皇位継承のあり方について議論しなければ、その機会が失われてしまう危機感があるのです」

 

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