5月31日、ABEMAの恋愛リアリティ番組「恋愛病院」に出演していた前安芸高田市長の石丸伸二氏(43)が、自身のYouTubeチャンネルの生配信で暴露した“本音”が波紋を広げている。
配信のなかで、「自分の幸せ」に関して私見を述べた石丸氏。「今の自分が幸せ」と熱弁し、「僕、人生何やったらいいんだろうって。でも一応あるんですよ、あと80年生きたい」と今後の人生設計について明かした。
物議を醸したのは、この後に石丸氏が明かした政治に関する見解だった。政治的な問題で取り組みたい目標に関して、同氏は「政治的な(目標)ね。ありますよ、これはやってみたいって。でも(あくまで)“やってみたい”なんですよ。僕自身はやってもやらんでも、僕の心に影響がないような気がする。こういうこと言うと怒られるのかな?」と発言。
そして「だって困らないですもん、僕正直。東京がどうなろうと、日本がどうなろうと。申し訳ないですけど。“こうやったらいいのにな”っていう勝手な老婆心が原動力になってるぐらいなので」と続けた。
石丸氏は‘24年7月に東京都知事選に出馬し、現職の小池百合子氏に次ぐ166万票を集めたことで“石丸旋風”を巻き起こして当時大きな話題に。’25年1月には、政党「再生の道」を立ち上げたものの、都知事選の実績を引っ提げて挑んだ同年6月の都議選、7月の参議院選ではすべての立候補者が落選する事態に。9月には、同党の代表の座を退いている。
現在は政治家としてではなく、YouTubeでの活動や恋愛リアリティ番組への出演といた活動が主な石丸氏だが、生配信中の“本音”の暴露に、ネットニュースのコメント欄では「都知事選はいったい何だったのか」と非難する声が少なくない。
《「東京がどうなろうと関係ない」とこれが都知事を目指した人の発言なのかと驚きです。都知事を目指した石丸氏の本性が見えました》
《こういうのを見ると何をやりたい人だったのかさっぱりわかりませんね。自分以外はどうなってもいいというような人が都知事に立候補してたかと思うとある意味怖いような気さえします》
《本音が聞けて良かった。本当にあの大騒ぎしていた人達はどこに行ったのだろう》
しかし、石丸氏の発言はむしろ「私利私欲抜きで政治に取り組む姿勢」を語っているもので、これを都民生活や日本政治への無関心として考えるのは“ミスリード”であると擁護する声も。
《自分がやれることはやっていく、子供や孫の世代に、この日本を作ってしまった責任者の一人として逃げないっていう風に考えていると受け取りました》
《曲解してる人多いですね。自己責任ですよ、と言っているだけだと思うのですが…》
《己の野望を持たず求めず、一市民として将来に向けて何を成すべきか、冷静に考える事が出来る新しいタイプの政治家は今後必要だと思います》
全国紙政治部記者が語る。
「質問に対して直接答えず問いを返すという独特の話法が“石丸構文”と呼ばれるなど、これまで彼の発言は非常に論理的で、時に冷徹であるがゆえに、様々な人から誤解を招くことも少なくありませんでした。
今回の発言も、彼本人としては政治を為政者の我欲から切り離してもっとドライに見るべきという態度の表明だったのでしょう。しかし、“日本がどうなろうと構わない”という言葉の強さによって、本来の意味とは異なるニュアンスで理解されてしまったのかもしれません」
