秋の臨時国会に向け、永田町では内閣改造をめぐる動きに関心が高まっている。特に注目が集まっているのは、高市早苗首相と麻生太郎自民党副総裁との距離感だ。全国紙政治部記者は語る。
「歴代政権は8月から9月にかけて閣僚・党役員人事の刷新を行ってきました。高市政権も直近のメディア各社の世論調査で内閣支持率が下落傾向となっており、立て直す意味でも高市首相も改造に前向きだと言われています。
しかしここにきて、高市政権誕生の立役者でもあり、これまで首相の“後ろ盾”を自任してきた麻生副総裁との間にすきま風が吹いていると言われ始めているのです。高市首相が決断した飲食料品の消費税減税にも、麻生氏は当初反対していましたし、政権が日本維新の会との関係を深めることに対しても否定的な意向を示しています。
なかでも、国民の多くに違和感を残す形となった皇室典範に関する国会審議を、麻生氏が主導して強引な形でまとめてしまったことが、内閣支持率の下落の要因となっています。こうしたこともあり、閣僚・役員人事でどこまで高市首相が麻生氏の意をくむのか、注視されているのです」
麻生氏は義弟である鈴木俊一幹事長、麻生派の有村治子総務会長、近頃緊密に連携している小林鷹之政調会長と、自民党の中枢を近い人物で固めてきた。さらに皇室典範の改正に際しては、実妹の寬仁親王妃信子さまも養子縁組で旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎えることが可能になり、“令和の藤原氏”などと批判されている。
じつはこうした権勢ぶりを複雑な思いでご覧になっているのは、麻生氏の姪にあたる瑶子さまだという。知人の一人はこう明かす。
「あるとき、瑶子さまに『麻生太郎さんは叔父にあたるのですね』とお話ししたら、『あなた、嫌なこと言うわね』と言われたことがあります。お母さまの信子さまとは長年“確執”があると伝えられているわけですが、実兄にあたる麻生太郎さんとの親戚関係にあることにも、複雑な思いを抱かれているようにもお見受けしました。
さらに瑶子さまは、『吉田茂とのゆかりというけど、実は違いますよ。あの二人(麻生氏と信子さま)は、孫でもなんでもないのです』というようなことをおっしゃるのです。その訳を伺うと、麻生太郎さんと信子さまは、吉田茂の娘・和子さんのお子さまだから“男系”ではない、というお考えを述べられていたのです」
瑶子さまの思いの一方で、姉の彬子さまは信子さまのご実家・麻生家との交流を続けられていると明かすのは、麻生家の事情に詳しい福岡県政関係者だ。
「麻生太郎さんご自身のお子さん方や、麻生さんのご兄弟のお子さん方といった“いとこ世代”と彬子さまは、いまも親しく交流なさっていると聞いています。年齢も近い方もいて、定期的にお会いになることもあるようです。
麻生さんと彬子さまのお父さまの寬仁さまは、年齢が近く、幼いころからよく遊ぶ間柄でした。ご留学のため英国にいらっしゃった寬仁さまを、麻生家がお世話したこともありました。彬子さまは尊敬されるお父さまがそうなさってきたように、麻生家との交流を維持されていくのでしょう」
“母の実家”に複雑な思いを抱かれる瑶子さまと、いとこらとの交流を続けられる彬子さま――。対称的なご姉妹は、権勢を誇る伯父が進めた改正後の皇室典範を、どのようにご覧になっているのだろうか。
画像ページ >【写真あり】結婚式の日取りを三笠宮家の宮務官から告げられる信子さまと、新人議員時代の麻生太郎氏(他4枚)
