6月25日、自民党党本部で行われた新人議員研修会に出席した高市早苗首相(撮影:長谷川新) 画像を見る

「国民からすれば『そんなにお金があるのなら、もっと国民のために使ってほしい』と思うのも、やむを得ないんじゃないですか」

 

内閣官房が2027年度予算の概算要求で、内閣広報室予算について、2026年度予算の10倍超となる約72億円を計上したことに、政治アナリストの伊藤惇夫氏は苦笑まじりでそう語った。

 

「木原稔官房長官は、9月11日の会見で『これまでのやり方では、幅広い世代の方々に十分な情報を届けることが困難』と説明しました。

 

また、巨額予算の理由を、内閣官房は『国内発信の強化』をあげ、政府の重要政策や方針について、伝わりやすい広報コンテンツの作成をおこなうための国内発信に65億円、海外発信の強化に5億円を充てるとしています」(政治担当記者)

 

高市早苗首相(65)は就任以来、X、YouTube、Instagram、LINEなど、あらゆるSNSを駆使して情報を発信し、「インフルエンサー総理」などと呼ばれている。

 

「高市首相がおこなっているのは、自らの政策を実現させるために(情報で)国民を誘導する“プロパガンダ政治”です。そのため、一方的に意見を伝えられるSNSで大量発信をしているのです。今後もこうした“宣伝活動”が活発になる、ということでしょう」(伊藤氏)

 

一方で、これまで高市首相の投稿が炎上することもしばしばだ。

 

7月20日、首相がXに《明け方まで官邸から持ち帰りの資料読みや国会答弁資料読みに追われます》《久々に5時間も睡眠を取れた》と投稿したところ「多忙アピール」と批判される事態に。また8月3日、官邸のXに、熊本地震の被災地視察の様子がBGMつき動画で投稿されると“プロモーションビデオか”と酷評された。

 

そうしたなか、高市首相に負けず劣らずといったところか、内閣広報官もXに「内閣広報官(色々投稿試し中)」のアカウントを開設。首相に関する情報を発信しているのだが、9月11日には《本日より、内閣広報官アカウントを開設しました。Xに加えInstagramでも、内閣広報官の立場から見る総理の姿などを、写真・動画でより柔軟に発信していきます。よろしくお願いします!》と新たな試みを告知した。

 

そのInstagramを見ると、《まずは総理の住まいである「総理公邸」の外観をご紹介します》と、高市首相がSPを従えて歩く姿、《総理公邸の屋上に設置された4羽のミミズク》《総理公邸の1階にある大食堂。その大食堂を出たロビーの壁には、3匹のカエルがいます》《総理公邸の正面玄関の車寄せ階段脇には、猫の顔を彫った石が左右に2つずつ置かれています》など、9月15日夕方現在、9カットの写真が投稿されているが、巨額予算の理由のひとつにあった「政府の重要政策」とは思えない内容ではある。

 

首相官邸の公式Xにも《こういうことに「72億円」が使われるんですね》《SNSは無料なのに72億円の広報費はなぜ必要ですか?》など批判の意見が殺到している。

 

72億円に見合った成果が国民にもたらされるのだろうか。

 

画像ページ >【写真あり】高市首相が目を見開き…困惑集める5年前の“異様な動画”(他4枚)

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: