9月17日、高市早苗首相(65)は内閣改造を行い、第2次高市改造内閣が発足した。
今回の人事では、去就が注目されていた林芳正元総務相(65)が閣外に出た一方、派閥の政治資金事件をめぐり収支報告書への不記載があった、いわゆる“裏金議員”の関芳弘氏(61)と簗和生氏(47)が文部科学相と農林水産相として初入閣。さらに、自民・日本維新の会の連立政権発足に伴い、これまでは“閣外協力”をしていた維新から中司宏氏(70)が初入閣した。
一方、小泉進次郎防衛相(45)や茂木敏充外務相(70)、片山さつき財務相(67)ら計8人が留任。昨年10月の第1次高市内閣で初入閣を果たした小野田紀美経済安全保障担当相(43)も引き続き閣内に残る形となったが、担当領域には変化も。
第1次高市内閣では経済安全保障、外国人との秩序ある共生社会推進に加え、内閣府特命担当大臣としてクールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策、人工知能戦略、経済安全保障といった幅広い分野を担当していた小野田氏。ところが今回の改造では、これら5分野が担当から外れ、新たに「感染症危機管理担当」が加わった。
小野田氏から外れた知的財産、科学技術、宇宙、人工知能は、古川俊治デジタル相(63)の担当に。さらに、今回の閣僚名簿から「クールジャパン戦略」がなくなる一方、古川氏には新たに「コンテンツ戦略」というポストが設けられた。
会見で高市氏は小野田氏の担当見直しについて、「担務の見直しによりまして、経済安全保障政策や、今兼任している外国人との秩序ある共生社会推進に集中していただきます」と、政策を“集中“して進めてもらう狙いだと説明している。
そんな小野田氏だが、昨年10月の初入閣時には、まさに“目玉人事”として大いなる注目を浴びた。
「昨年の第1次高市内閣発足時は、最前列中央の高市氏の左隣に小野田氏が並び、全身シルバーのドレス姿も相まって非常に目を引きました。一方、その華やかな装いをめぐってはSNS上で批判や揶揄も相次ぎ、小野田氏自身が反論するなど、一部で波紋を呼びました。
第2次内閣では、落ち着いた光沢のある濃紺のドレスを着ていましたが、立ち位置は変わらず高市氏の左隣でした。しかし、今回の小野田氏の立ち位置は4列目の左端へ移動。しかも今回はドレスではなく、男性閣僚と同じ黒のモーニング姿だったため、以前ほど目立つことはありませんでした」(全国紙政治部記者)
また、9月1日には、’22年の参院選をめぐって「週刊文春」が公職選挙法違反の疑いを報道。公選法では、参院選の選挙区で設置できる選挙事務所は候補者1人につき1カ所とされるなか、小野田氏が選管に届け出た岡山市内の事務所とは別に、瀬戸内市内にも事務所を設けていたとして、“ヤミ選挙事務所”の疑いを指摘した。
小野田氏は9月4日の会見で、瀬戸内市の事務所について「政治活動の拠点として選挙より前から借り上げていたもの」と説明し、「選挙活動には利用していません」と疑惑を否定。一方、家賃の一部を選挙運動費用収支報告書に記載していたことについては、修正する意向を示した。
しかし翌5日、「週刊文春」は“新証拠”として、瀬戸内市の事務所の賃料をめぐる領収証を公開。家主である瀬戸内市内の業者が発行したもので、宛名には「小野田紀美選挙事務所様」と明記。但し書きには「R4.6月22日~7月10日分 家賃」と記されており、選挙公示日から投開票日と一致しているため、文春は小野田氏の説明と食い違うと指摘している。
「小野田氏は、第2次内閣発足の2月以降、国会会期中には月8~9回程度、週2回ほどのペースで会見を開いてきましたが、国会閉会後の8月は2回、9月は4日の1回のみ。9月5日に新たな領収証が公開された後、現時点で、この件について小野田氏が改めて説明したことは確認できません。
もちろん、経済安全保障の分野では、今年6月に改正経済安全保障推進法が成立するなど、担当大臣として取り組んできた政策はあります。ただ、この1年を振り返ると、服装や記者とのやり取りなど、本人のキャラクターに注目が集まる場面が目立ち、初入閣時に比べると、仕事面で存在感を示す機会は減った印象があります」(前出・全国紙政治部記者)
留任を果たした小野田氏だが、疑惑の説明も含め、2期目でどのような存在感を示すのか、注目される。
画像ページ >【写真あり】昨年一部で波紋を呼んだ小野田大臣のド派手銀ドレス姿(他1枚)
