社民党のラサール石井幹事長(70)が、高市早苗政権の政府広報を「ナチスそのもの」と批判した発言が波紋を広げるなか、ミュージシャンの菊地成孔氏(63)が9月22日、Xを更新。ラサール氏との約40年前の“因縁”を明かし、強烈な言葉で批判した。
発端となったのは、19日に東京・永田町の国会正門前で開かれた安全保障関連法の廃止を求める集会でのラサール氏の発言だ。
政府が2027年度予算の概算要求で、政府広報室の予算を前年度の約78億円から約280億円に増額するよう求めていることについて、ラサール氏は「一流企業の広告費ぐらいの値段だ。ほぼほぼプロパガンダだ」と批判。ナチス政権の宣伝政策になぞらえ、「こんな方法、一体何に似ているかと言ったら、ナチスそのものじゃありませんか」と述べた。
さらに、再任された山下貴司法相(61)についても言及。「前の法務大臣の時に2回死刑をやって、4人殺しています。この中には再審請求中の人もいた」と発言した。山下氏は2018年10月に法相に就任し、在任中に計4人の死刑が執行されている。
ドラマ『岸辺露伴は動かない』(NHK)シリーズの劇伴などで知られる菊地氏は、この発言をめぐる一般ユーザーの投稿をXで引用すると、冒頭から、
《ナチスドイツは1920年から45年までの間にいろんな状態になったから、コイツがいつ頃のナチスの話してんだか、そもそもなんでコイツが政治やってるのかも僕、わかんないですけど、コイツの性格が悪い事だけは責任持って断言できます》
と投稿した。
そして菊地氏は、ラサール氏との約40年前の出来事を回想。当時、菊地氏はドラマ―のウガンダ・トラさん(享年55)が率いるソウルバンドのホーンセクション(トランペット、トロンボーン、サックスの管楽器を組み合わせて演奏するアンサンブル)に参加していたという。
1980年代、ラサール氏と“2マン”の対バンをする機会があり、そこでラサール氏から《「スパイ大作戦(MIシリーズの原作です)」のテーマソングを出囃子にしたいんだけど、編曲できる奴いないか?》と持ちかけられたそうだ。すると、ウガンダ・トラさんが「コイツ出来るよ」と菊地氏を紹介し、編曲を担当することになったという。
その後、ラサール氏と打ち合わせをすることになった菊地氏は、当時の印象について、
《こいつと30分ぐらい打ち合わせして、まあまあま、上から来るのは当然だとしたって(こっちは若造なんで)、そもそもウガンダの事を舐め腐ってるし、音楽自体も舐め腐ってるし、本当に、「こんな嫌な野郎がこの世にいるのか」と呆然とするほど、底意地の悪い、嫌な野郎でした》
と振り返った。
さらに、《「あれ?オレ今、音楽の打ち合わせしてんだよな?」と、何度も頭ん中で確認し直しました》と当時の心境を明かし、《あんまり嫌だったんで解離しちゃって笑、その後のこと、覚えてません笑》と締めくくっている。
ラサール氏の“ナチス”発言をきっかけに、約40年前の音楽活動での一幕を明かした菊地氏。真偽は定かではないが、少なくとも2人の間にある“因縁”は相当なもののようだ。
画像ページ >【写真あり】「底意地の悪い、嫌な野郎」“ナチス”発言のラサール石井氏を痛烈批判した人気ミュージシャン(他2枚)
