簗大臣(写真:共同通信) 画像を見る

10月5日、簗和生農林水産大臣(47)が、自身の選挙区での「予算カット」発言を撤回し、謝罪した。

 

「週刊文春」ならびに「週刊新潮」によると、簗氏は今年5月に栃木県内の自民党関係者との会合で、衆院選で自身を応援しなかった首長がいる那須烏山市と那珂川町について、「道路予算を大幅にカットした」などと発言したという。また、地元の「下野新聞社」は実際の音声データも公開している。報道当初、簗氏は「コメントを控える」と対応を避けてきたが、5日の会見で発言を撤回し、「極めて不適切」と謝罪する一方、担当省庁に予算削減を働きかけた事実はないと説明し、その上で辞任も否定した。

 

そんななか同日に「産経新聞写真報道局」の公式Xがポストした投稿が、注目を集めている。

 

写真には、参院本会議中に、「簗和生大臣発言案」と書かれた役人が書いたと思われる紙に目を落とし、ペンを走らせる簗氏の姿が。原稿上部には「簗和生大臣発言案」と書かれており、5日の会見で読み上げる内容の原稿であることがうかがえる。ただ、原稿には「私の未熟さの極みであり」と書かれていた謝罪を強調する表現を簗氏がカットしたり、マイルドな表現に書き換えたと思われる痕跡も残されていた。

 

また、会見では簗氏が手元の発言案を見ながら説明しており、自身が会見前の本会議中に修正した文面を読み上げたことが確認できる。こうしたことからXでは、批判が続出。

 

《この期に及んで、作ってもらった発言案の謝罪の深さを、 少しでも浅くしようと足掻く様が、さもし過ぎて泣けてくる》
《官僚が書いた謝罪文で、全面的に非を認めたくないから文章を修復して、”自分はそんなつもりはなかった”事にしてるヤナさん いいおっさんがみっともない カンペじゃなくて、自分の言葉で堂々と話せ それを真摯とか誠実とか言うんだよ》
《この期に及んでも、すっごく反省してる旨の原稿を やや反省程度に書き直す》
《本会議中に内職するな 謝罪、発言撤回しても意味ない 簗大臣を応援した地域は予算増え、応援しなかった地域は減らされた事実に変わりない》

 

一方、簗氏は会見に先立って高市早苗首相(65)と官邸で面会したといい、「引き続き農林水産行政の推進に向けて、全力で仕事をせよと指示をいただいた」と説明。高市氏から続投を認められた形となった。

 

ただ、続投に世間から向けられる目は極めて厳しい。Xでは高市氏の判断を疑問視する声が上がっている。

 

《高市さん自身も簗和生さん同様に感覚がマヒあるいは狂っているのだろう》
《恣意的に予算カットする議員に全力で仕事させるなよ》
《権力欲しさに自治体を脅迫した大臣は更迭する以外ないと思うのだが》
《高市首相という人が国民の声を聞かない人だというのがよくわかったわ》
《辞任一択でしょう。首相もまとめて全員辞めてほしい。辞めて、中学校の教科書から「民主主義」を学び直してきてほしい》
《あまりに酷すぎる これを大臣に就けたままって、国民を舐めてる》

 

日本保守党の百田尚樹代表(70)も5日の記者会見で、簗氏だけでなく高市氏の対応も批判している。

 

「全部が問題だ。民主主義を冒瀆している」としたうえで、「自民党にすり寄る者だけがいい目を見られ、反対する者は冷や飯を食わされる。国民のための政治を完全にないがしろにしている」と指摘。高市早苗首相が続投を指示したことについても、「これを擁護することは、高市氏がこうしたやり方を認めることになる」と指摘。「まともな首相なら早めに更迭だ」と辞任を求めた。

 

「2月の衆院選では『私の大事な簗ちゃん』と高市氏が応援にまで駆けつけた簗氏は旧安倍派の裏金事件で1746万円の不記載があり、党から6カ月の役職停止処分を受けています。そうした問題を抱える中で高市氏が大臣に起用し、今回の問題が発覚した後も続投を指示した。任命した側として、なぜ続投させるのかという説明も求められるでしょう。

 

しかも、簗さんは予算削減への関与を明確に否定していますが、6日には、簗さんを支援した首長の自治体では道路予算が増額されていたことも『毎日新聞』に新たに報じられました。予算の増減だけで政治的な働きかけがあったとは断定できませんが、少なくとも国民からすれば疑問は残ります。その状況で首相が続投を指示した以上、高市さんにも説明責任が生じているのではないでしょうか」(全国紙政治部記者)

 

国土交通省は6日中に、道路予算をめぐる事実関係の調査結果を公表する予定だ。続投を指示した高市氏の判断に批判が集まる中、国交省の調査で何が明らかになるのか、注目される。

画像ページ >【写真あり】“カンペ”に目を落とす簗大臣(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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