かつて「視聴率三冠王」をほしいままにし、テレビ界の王者として君臨したフジテレビ。
しかし近年の世帯視聴率では、現在各局が最重要視している「コア視聴率」において苦戦が続いており、日本テレビやテレビ朝日、TBSの後塵を拝し、民放キー局の中で4位に沈むことも珍しくはなくなった。
フジテレビの今年4月改編は「ヒートMAX」をテーマに据え、特定のファン層の強い熱量を生み出すことを目指した。しかし、新しく開始したバラエティ番組『超調査チューズデイ』や音楽番組『STAR』などは個人視聴率が1%台を記録ことも少なくない。
そんななか、フジテレビ社内では“あるトラブル”が起きていたようだ。
「ベテラン社員のAさんが、部下からの“パワハラ”行為の影響で9月末に退職していたのです。彼は、経営企画局の局次長で同部署の“ナンバー2”ともいえる存在。入社30年以上のベテラン社員が突如会社を去ったので、社内では『いったい何があった?』と一時騒然としていました」(フジテレビ関係者)
A氏に何が起きていたのか――。
「同じ経営企画部に配属されている部下のBが、つねづねAさんの悪口を繰り返していたそうなのです。このBは、Aさんとは20歳以上も年が離れた社員にもかかわらず、社内で使われているグループチャット内で『使えねえ上司』などと執拗に書き込んでいたのだとか。それも、グループメンバー全員がチャットを見ることができるような場所で。
こうした“上司イジメ”が原因となってAさんはメンタル不調を起こし、一時出社拒否となった末に退職してしまったのだとか。Bの悪口行為は、会社側のデジタル調査によって発覚。コンプライアンス部門によってBには聞き取り調査が行われ、現在はその処分待ちだと聞いています」(前出・フジテレビ関係者)
いったいなぜ、このような事案が発生してしまったのか。前出のフジテレビ関係者が続ける。
「経営企画局は清水賢治社長が重視する局のリブランディングや企業成長を推進する部署。のみならず、他社とのコンテンツ分野での業務提携協議や不動産事業への対応など、日ごろからさまざまな業務を抱えています。部署には重い業務によるストレスを抱えた社員も少なくないようで、今回のパワハラトラブルもこうした背景によるところが大きいようです」
フジテレビにA氏の退職とBによるグループチャット内での悪口に関して問い合わせると、以下のような回答だった。
「個別の人事等に関する事項につきましては、回答を差し控えさせていただきます」
今年3月、中居正広氏の性加害騒動の踏まえ、ここ一年でのフジテレビについて「一番の変化は人権ファーストの会社に生まれ変わったこと」と語っていた清水社長。しかしフジの内部には、まださまざまな問題が残されているようだ。
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