10月20日夜、天皇陛下と雅子さまは皇居・御所の車寄せで、タイのスティダー王妃を出迎えられている。王妃は国際アイスホッケー連盟(IIHF)の女子グローバルアンバサダーをつとめており、札幌市で15日~18日に開催されていたアジア選手権の観戦や選手へのメダル授与などのために来日していた。
「スティダー王妃の経歴は異色です。日本航空系の航空会社やタイ国際航空でCAを務めた後、王室の警護を担う陸軍軍人に転じ、2019年にワチラロンコン国王と結婚、王妃となりました。
航空機パイロットの免許もお持ちで、今回の来日にあたり、自身で王室専用機を操縦し、新千歳空港に降り立ったことも話題となっていました」(皇室担当記者)
両陛下とスティダー王妃が対面されたのは、今回が初めてだった。宮内庁関係者はこう語る。
「お三方は英語でお話しになり、御所で50分ほどお茶を共にされました。雰囲気も良く、和やかに談笑されていたと伺っています。
皇室とタイ王室は、長年にわたり交流があります。ワチラロンコン国王が皇太子時代の1987年、日本とタイの修好100周年の際に来日していますが、その後平成の御代に一気にその交流が深まっています」(宮内庁関係者)
上皇さまと美智子さまは、1991年、ご即位後初めての外国公式訪問先としてタイを訪問されている。
「初めての公式訪問先として選ばれたことも皇室とタイ王室の親交の深さゆえともいえますが、魚類学者でもある上皇さまが皇太子時代、タイの人々のたんぱく質不足を補うため、淡水魚の『プラー・ニン(ティラピア)』をプミポン前国王(ラーマ9世)に贈ったことが同国では広く知られています。
2006年にはプミポン前国王の即位60周年を祝う式典にも、上皇ご夫妻は出席し、国王夫妻や王室の方々からも手厚くもてなされていました。上皇さまと前国王は年齢も近く、各国の国王のなかでも親しい間柄だったと伺っています」(前出・宮内庁関係者)
またタイは、秋篠宮さまが研究活動のために学生時代から足を運ばれてきたことも知られている。前出・宮内庁関係者は続ける。
「秋篠宮さまは学生時代からナマズなどの魚類、鶏といった家禽と人間との関わりについて研究されてきましたが、現地調査のため、何度もタイに通われています。40年以上、通算20回超も訪問されており、タイ王室の方々との親交のみならず、現地の大学や研究機関に親しいご友人がいらっしゃいます。
個人的にもタイ料理や『メコンウイスキー(タイのお酒)』をたいそう好まれていらっしゃり、日本でもお口になさることもしばしばあると聞いております。
こうした皇室とタイ王室とのご交流は、愛子さまや佳子さま、悠仁さま世代に受け継がれ、次世代にも続いていくことでしょう」
両陛下と王妃とのご対面は、皇室とタイ王室、そして日本とタイ両国の絆をいっそう固く結ぶ契機となったことだろう。
画像ページ >【写真あり】タイのマハサラカム大学から名誉博士号を授与された秋篠宮さま(他7枚)
