第3話 仕掛けた母の誕生日実は、私には、子供の頃、あまり誕生日祝いをしてもらった記憶が、ない。母の信条は、「新年には、誰でも一つ年を取る。」というものだったので、誕生日には、あまり重きが置かれなかったんだと思う。それでも、私と妹の誕生日には、家族でケーキぐらいのお祝いは、したんだろうか。そんなおぼろげな記憶しかない。それは、多分、死んだ父が、大変な食い道楽で毎週末、私た...

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