【動画8】 認知症の母、銀行へ行けるか

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ご近所の地域ケアプラザの介護マネージャーや看護士さんは、とてもやさしかった。ウソをついてお母さんを医者に連れ出して検査してもらいましょう、とまで言ってくれた。

ところが、肝心な私の気持ちに踏ん切りが、つかなかったのである。

imageいかんせん、母と一緒に住み始めたばかりである。認知症の症状も現れている今、私が、母の<新しい>性格や行動を熟知しているとは、思えなかった。母が、他人の介入に対してどのように反応するのか、全く読めない。とにかく不安だらけだった。

しかもそれを承知で撮影をする、というかなりクレイジーな状況だ。

ただ正直な気持ちをここで告白すると、そんなクレイジーな母との日常生活を撮影しないと<映画には、ならない>という確信があったことも事実だ。

ああ、とことんクレイジーな私/映画監督!

結局、私は、短期的と長期的作戦を立てることにした。短期は、いつも母を銀行に行くように誘導すること。(^^;)長期は、母の脳の診断をすることに全力を傾けること。

この時期の母は、よくふて腐れているような言動が、多かった。私が、母とずうっと一緒にいることに対する苛立なのかどうか。いや、やはりエピソードごとごっそりと忘れる自分に苛立っているのではないか。

imageまあ、私が、もう少しお金を稼げればいいんですがね、と思いつつ母にカメラを向ける。母は、そんな私に「ホラ、えさ!」と投げやりな態度で、多分私が帰国する前に自分が食べていたと思われるおにぎりなどの食料を投げ出す。

そう、母には、もう<食材を買う>という意識やら理解は、全くなくなっていたのである。でも今回は、どうやら銀行には、行けたらしい。

う〜ん、覚悟していたとはいえ、やっぱり大変だあ・・・

 

ドキュメンタリー映像作家 関口祐加 最新作 『此岸 彼岸』一覧

関口家でも使っている、家族を守る”みまもりカメラ” 

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