【動画14】認知症の母の健康診断

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自由な夫(父)、母の思うようには全く生きない娘二人に囲まれた母が、関口家の扇子の要役だったことは、間違いない。

母は、自分の思いをいつも殺して、家族のためにだけに生きてきた。

2001年4月22日の晩、母は父との夕食後、突然に父から貯金通帳を手渡され、もういらないからアンタに全部やるよ、と言われた。そして、「いい人生だったなあ。もう思い残すことは何もないな。アンタには、感謝するよ。ありがとうな。」と言った5分後、トイレで突然死したのである。

父には、死ぬ予感があったのか。

ボケた母の脳裏には、そんな父の残像だけが残り、嬉しそうにその時の話しを何回も繰り返ししてくれる。

父の逆転満塁ホームランには、とてもかなわないが、それでも今度は、私の番だ。だから、母の強烈な意思表示に戸惑いつつ、同時にああ、ボケてやっと自分の意思表示をすることが出来るようになったなあ、とも思えるのだ。

認知症の症状が出ることで、遂に母は、残りの人生を生きたいように生きるのではないか。そんな風に考える。

ただ、母の病状を把握することだけは、譲れないので、説得に説得を重ね、まずは、行きつけの病院に一緒に行くことにした・・・

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ドキュメンタリー映像作家 関口祐加 最新作 『此岸
彼岸』一覧

 関口家でも使っている、家族を守る”みまもりカメラ”

 

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