最強! 徳川家康の子孫 1000年の歴史漂う ♯1  野間大坊~愛知県知多郡美浜町野間~

鶴林山 無量寿院 大御堂寺(かくりんざん むりょうじゅいん おおみどうじ)

真言宗 豊山派(本山は奈良・長谷寺)
通称・野間大坊

宗教法人としての公称は「大御堂寺」である。

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大御堂寺は、天武天皇の時代、役行者(えんのぎょうじゃ)が建立したと伝えられています。
その後空海(弘法大師)が知多半島を訪れた際、一千座の護摩炊きを行い、知多の庶民の幸福を祈ったといわれます。

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「この寺の歴史」

平治元年(1159年)、平治の乱に敗れて東海道を下り、落ち延びた「源義朝」(源頼朝の実の父)は、
家来であり、重心の一人であった「鎌田政清」の妻の実家南知多野間にある、長田(おさだ)忠致の許に身を寄せることとなりました。

しかし、長田忠致・景致父子は平家からの恩賞目当てに湯殿(野間駅の東方の法山寺辺り)
で入浴中の義朝を正月3日に襲撃し殺害する。
この時、義朝はこう言い残したという…「無念!! 我れに木太刀の一本なりともあれば」と叫んだと。

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野間大坊にある源義朝の廟には、この事件に因んで、
(写真 野間大坊 源義朝お墓4)
幅約3センチ×長さ役約40センチの木刀がご廟に供えられている。

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その後、源頼朝は父・義朝
平家に捕われて
、後に鎌倉に幕府を開くまでに戦い続けた源頼朝は後にこの野間大坊に訪れ、父・義朝の供養と菩提を弔うため

野間大坊の大改修を行います。
現存する仁王門山門は頼朝自らが寄贈した、当時の800年以上前の重要文化財として現存しております。

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源頼朝は自らの守本尊である「地蔵菩薩像」を安置したという。

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秘仏地蔵菩薩像(特別撮影許可2010.6.1撮影 福山ていしん)

時代が下ると、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のご加護、信心を受けてさらに発展!
現在の住職は1600初期から「徳川家康公」の母方従兄から家康が任命し、代々住職務めておられます。
住職は水野家は源氏の血筋であり、徳川家康公の直系でもあります。

現在、源頼朝が造営させたという大門や、鎌倉幕府第5代将軍藤原頼嗣の寄進による梵鐘などが現存している。
梵鐘には建長2年(1250年)の銘があり、国の重要文化財に指定されている。

「重要文化財/』国宝文化財

本堂 – 入母屋造、瓦葺き。宝暦4年(1754年)建立。本尊は阿弥陀三尊。

客殿(愛知県指定文化財) – 入母屋造銅板葺き。

平面は方丈形式。江戸時代初期の建立。

延命地蔵と称される地蔵菩薩像を安置する。

大門 – 源頼朝創建の伝承をもつ。 鐘楼堂

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梵鐘 – 建長2年(1250年)、鎌倉幕府5代将軍藤原頼嗣が寄進。

絹本着色義朝最期図・頼朝先考供養図 – 江戸時代。
名古屋城初代城主徳川義直公の命により、江戸初期の幕府御用絵師・狩野探幽が描き上げ、現存されています。
「義朝公最期」の絵解きとして現在もコピーで住職がお話をしていただけます。

※豊臣秀吉に敗れて当寺で自害した織田信長の三男/織田信孝の墓もある。
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「大御堂寺」
〒470-3235
愛知県知多郡美浜町野間東畠ヶ50 
TEL:0569-87-0050
車 名鉄知多新線野間駅下車、徒歩約7分
南知多道路美浜I.C.を出て、出口信号交差点を左折し県道小鈴谷河和線を約2.3キロメートル、
美浜町役場信号交差点を右折し県道野間河和線を西へ約5.2キロメートル。

お問い合わせ先 商工観光課商工観光係 
Tel:0569-82-1111(263)

参考資料:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

福山ていしんです。

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僕が子供のころから御世話に成り、色々と修業をさせていただきご指導を賜っている、お寺でございます。
このお寺は1000年以上の歴史と文化と日本政治の原点ともいえる、歴史上の偉人が終結し、
命をたぎらせたパワースポットでもあります。

この寺はNHKドキュメンタリー番組や数多くの歴史番組でもスポットを受けておりました。
特にNHKの人気番組でありました「その時、歴史が動いた!」の最終回の取りを務めたのがこの野間大坊でした!
最後のエンディングでは… 水野住職(先輩)の護摩の炎に包まれ、高々と上がる火柱と共に住職の鈴が…
歴史のスタート地である、野間大坊を悠然と表現した、最終回でした。

私達の現在の歴史の原点は…
武士・源頼朝政治から始まったと言われます。
その始まりが…
この野間大坊なのです。

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次回は野間大坊の全て! を

モデルの原ゆうさんと

住職との対話を交えて、ご紹介していきますね!

お楽しみに!!

文/撮影 福山ていしん
公式・携帯ホームページ
http://www1.odn.ne.jp/~cen06440/teishin.html

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