ソロアイドル・吉川友が9 月27 日、東京・AKIBA カルチャーズ劇場にて自身初の主催フェス「Kikkastock Music andArt Festival 2014」を開催した。
およそ1 カ月前、同会場で行われた単独ライブにて開催を発表した「Kikkastock Music
and Art Festival2014」。
吉川は自身初の主催フェスに並々ならぬ気合いを見せ、オープニングの「こんな私でよかったら」からラストの「URAHARA テンプテーション」まで、コラボ曲を含む35 曲を熱唱。中でも10 月29 日にリリースされるニューシングル『「すき」の数え方 / あまいメロディー』から未発表の「あまいメロディー」が初披露されると、ファンからは大きな拍手が巻き起こった。
また、様々なコラボも実現。お笑い芸人のスベリー・マーキュリーとモエミー・マーキュリー(長谷川萌美(Bitter & Sweet))によるQueen の「I was born to
love you」、田崎あさひ(Bitter
& Sweet)と宮澤茉凜(G /LoVendoЯ)による吉川の「さよなら涙」、吉川、田崎、魚住有希(G / LoVendoЯ)による吉川の「きっかけはYOUべ」等ここでしか見れないコラボを連発した。
ゲストアーティストにファンを取られると警戒した吉川はBitter & Sweet、魚住有希、宮澤茉凜(LoVendoЯ)には「彼氏いるんでしょ?」「(バンドのLoVendoЯ2 人に向かって)アイドルみたいな発言だね」等、キラー発言を連発。アップアップガールズ(仮)にはイベント中、事あるごとに吉川の口から敵視する発言が出ていた為、MC ではどんな絡みになるか注目されたが「愚痴は禁止べ」と大人な対応をみせ、仙石みなみとの仲良しエピソードを披露した。
さらに、終盤には吉川と友フレ(吉川のファン)の有志によってコラボパフォーマンスを実施。まずは「友フレダンサー」として選抜された女性ファンと吉川によって「ここから始まるんだべ」のコンビネーションダンスが披露される。続いてバックバンドをすべて吉川のファンが担当した「友フレバンド」では「ハコの中のブルー」と「ずっとずっとずっと君がスキだべ」の2 曲が演奏され、吉川の伸びやかな歌声とのコラボレーションにフロアのテンションはさらに上昇していった。
また、イベントタイトルにも冠している“Art”の部分を補完するように吉川は自身のポスターにペイントを施し、会場の至るところに自らの作品を飾る。「隠しミッキー」ならぬ、「隠しきっか」は場内はおろか男子トイレにまで隠されていた。
さらに、ライブ中にもDJ
michitomo の音楽に合わせステージ上にて生ペイントが行われ、完成作品はファンにプレゼントされるといった企画も行われた。
そして、開始からおよそ5 時間が経過し吉川のラストスパートが始まると、フロアに集まったファンは最後の力を振り絞るように熱のこもったコールを彼女に送る。
最後のMC で吉川は「初めての試みの5 時間のライブ。そしてずっとやりたかった友フレバンドとダンサーとのコラボができてうれしかったです。あと、ほかのゲストアーティストもファンのみんなを誘惑してくださってありがとうございます(笑)。今日のイベントを通して自分なりにちゃんとがんばらないといけないなと再確認できました。最後までお付き合いしてくれてありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、ゲストをステージに呼び込んだ。
ここでヒゲ・デュランも登場し、この日のイベントを「101 点」と評して大歓声に包まれる。
最後に「あの名曲をみんなで歌って大成功で締めたい」と述べ、ラストは全員で「Hey Jude」をしっとりと歌い、自身初の主催フェスを大盛況で終わらせた。
謎の男「ヒゲ・デュラン」、ゲストの「スベリー・マーキュリー」と「モエミー・マーキュリー」、DJ michitomo の「祭り」、ファンのダンサーにバンドと吉川友らしいカオスなフェスティバルは日本のアーティスト主催フェスの“最高峰”と言える「イナズマロックフェス」を目標に来年の開催、規模拡大を目指す。