第九回「季節を楽しむ」

その時期を表す掛け軸、お茶碗･･･と季節を楽しむのも茶道では大切なこと。春に始まったOL茶道はすっかり冬を迎え、気づけばクリスマスシーズンに。

森咲樹「今日は、クリスマスらしいお菓子を見つけたので持ってきてみました♪」

小堀優子「かわいいですね！　最近、すっかり寒くなりましたね。私も今日はクリスマスを意識した緑の着物を選んでみましたよ」

森咲樹「素敵です！」

小堀優子「それでは、せっかくですので咲樹さんに盛りつけていただきたいと思います」

森咲樹「はい！　何かルールはありますか？」

小堀優子「今日のお菓子のように、形を表しているものは、お皿の上から下にかけて“天と地”を意識します。雲や雪は空にあるものですから上の方へ、雪だるまは下の方へと盛り付けるのがおすすめです」

森咲樹「なるほど。量はどれくらいがいいのでしょうか？」

小堀優子「決まりはありませんが、きれいに見えるように、ひとつの景色を作るつもりで盛りつけてみてください」

森咲樹「たしかに天と地を意識して並べるとここにもストーリー生まれますね。盛り付けるときも、おもてなしする相手の人が「かわいい、美味しい」って思ってくれたらいいなって、自然とそういう気持ちになりました♪」

小堀優子「素敵な心遣いですね。お菓子も美味しくいただいたところで、クリスマスの次と言ったら咲樹さんは何を連想しますか？」

森咲樹「うーん、年末だから･･･大掃除！」

小堀優子「正解です♪　次回はお掃除を、ぜひ一緒にやってみたいと思います」

森咲樹「よろしくお願いします！」