エロの次は“モテない自慢”ですか!
橋本マナミさん(33)の活躍を見守りながら、一貫性のなさに思わず突っ込んでしまう筆者がいます。
“平成の団地妻”“国民の愛人”というキャッチフレーズでブレークを果たした彼女。当時は「壇蜜の二番煎じ!」などと、厳しいことを言われていました。しかしブレークから数年たった今、壇蜜さん(37)はタレントと作家業。橋本さんはタレントと女優業と、路線も変化。同じ土俵で比べるのは、無粋だったかもしれません。
国民の愛人として過激なエピソードを披露していた橋本さん。しかし女優という立場の変化にともない、最近では「実はモテないんです」「結婚できるのか不安」とフォーマットになぞったような“独身アラサーキャラ”発言を繰り出しています。
男性ウケが大半を締める彼女の場合、ファンをがっかりさせないよう慎重になってしまうのはわかります。でもそんな“面白みのない”まっすぐな彼女を見ていて、ふと思ったのです。彼女の本当の良さやは「エロ」ではなく、「素直さと不器用さ」なのではないかと――。
愛人時代には過激なことを言ったりやったりしていた橋本さんですが、同時にその発言や行動について「ユーモアが足りない!」と批判もされていました。
たとえば不倫報道に「本当の不倫はダメ!」と発言したりなど、“面白み”にかける部分があったのはたしかです。しかしそれも彼女の仕事に対する素直さと不器用さから出たものだったとすれば、「キャラと発言に一貫性がない」というチグハグさにも納得がいきます。
ただ愛人キャラを脱し、独身モテないキャラになろうとしている彼女。そのキャラチェンジの目的が女性ウケを意識してのことなら、絶対にオススメしません。だって美人のモテない自慢ほど、つまらないものはないんですから! 明らかに性的魅力を持った橋本さんのモテない発言は「何言ってんだ、コイツ?」と思われるだけです。
であれば愛人キャラを脱ぎたそうにしている彼女には、どんな立ち位置が有効なのでしょうか。そのヒントは、体当たりのバラエティ番組にあるのではないかと思います。たとえば「無人島0円生活」(テレビ朝日系)とか、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のような、“本気”な番組などです。
なぜ過酷な番組がいいのか。それは、体当たり番組は性格のいい人と運のいい人が評価を上げるからです。素直で不器用という人間性は、極限まで追い詰められる状況でより魅力がでてくるもの。そのため体当たり番組は、彼女の良さを引き出すキッカケになるような気がします。
グラビアから女優にシフトした人はたくさんいます。成功のためには演技力はもちろんのこと、どうしても“キャラとしての好感度の高さ”も求められます。
モテない自慢をするのもいいですが、本意でないモテない自慢は同性たちに見抜かれてしまいます。新たな変化をとげようとしている彼女。歩みは今年も止まらず、次の“グラビア成功例”になれるのでしょうか。