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年の差婚が流行っておりますね。昔は男性がお父さんくらい、女性が娘さんくらいの、スケベおやじとファザコン娘みたいな年の差カップルが話題でした。しかし最近では逆で、女性の方が一回り以上年上という年の差カップルが増えております。フランス大統領の奥様も24歳年上ですし、これは新しいブームでしょうか?

 

いっぽう、恋人を持たない若い男女がものすごく増えたという話題がニュースになっておりました。同世代同士の恋愛に踏み切れない若い人たちが増えたということかもしれません。物足りないのかなぁ、同世代同士じゃ。わかる気もします。社会が成熟してきたからでしょうか。お互いの幼さが恋愛にブレーキをかけるのでしょうね。恋愛というのは、若い者同士がその向こう見ずな思いで恋に走るのがこれまでのパターンでしたけど、意識が変わってきたということかもしれません。母親のような年齢の女性と恋をする若い男性とは……。

 

しかし、素敵じゃないですか。母親の子供たちはたまったものじゃないでしょうけど(笑)。こういう世界観、いつか小説に書いてみたいと思っておりましたが、まさに今がそのタイミングかもしれません。若い女の子に萌えない男子……。生物学的にはちょっとやばい感じもしますけど、これも時代の流れであればしょうがありません。

 

思えばその先駆者はフランスの作家、マルグリット・デュラスでした。彼女の恋人アンドレアはデュラスよりも38歳年下。38歳の年齢差、しかも女性の方が上です。アンドレアの母親よりもデュラスの方が年上なんですね。

 

私が瀬戸内寂聴先生と恋愛をしていると思ってください。私の母が83歳、先生が95歳ですので、まさにデュラスのパターンです! デュラスが死んだ後、アンドレアは引きこもり心を病みますが、それを助けたのは他でもない彼の母親でした。2人の関係についてデュラスの死後、アンドレアが『デュラス、あなたは僕を(本当に)愛していたのですか。』という本を残しています。

 

けれども、フランス人というものは、愛に関して、本当に先駆者です。女性が母親くらいの年齢であろうと普通に恋が出来る、そういう妻を持つ大統領が生まれることも、愛に寛大なフランスだからこそ可能なのです。だから、私は恋愛大国フランスで生きているのかもしれませんね(笑)。

 

さて、今日も美味しくて簡単な料理を一緒に作ってみましょうね。息子君に大人気の鯛の桜蒸しごはんを作ります。ちらし寿司に飽きたら、ぜひ、この料理を。風味も味も塩加減もとっても美味しく、日本酒にもばっちりな一品です。

 

材料4人分:市販の桜の花の塩漬け15~20g(今回は神尾食品さんの桜茶を使用します)、米1合半、鯛の切り身2枚。

 

炊き上がったごはんに、桜花の塩漬け15~20gをお好みで入れ、混ぜる(桜の塩漬けは茎部分をカットし、余分な塩をとり下処理しておくこと)。鯛は調理する6時間前に身の方に軽く塩(桜茶の塩がいいでしょう)を振っておく。鯛の骨がある場合は骨抜きをしておく。蒸し器にクッキングペーパーを敷き詰め、食べやすいサイズにカットした鯛を、皮目を上にして並べる。その上に桜の塩漬けを10g程度のせ、火が通るまで中火で5~6分蒸す。お皿に桜ごはんを敷き、その上に桜をのせた状態のままの鯛を盛り付けて完成です。

 

奥様、年下の男の子に熱を上げるのもいいですが、ご主人を大切にしてくださいね。幸せは失ってからその真価に気が付くものです。仲良し家族は何よりも大事ですよ。今夜は奮発して鯛の桜蒸しごはんを作って、家族の絆をしっかりと繋いでくださいませ。

 

ボナペティ!

 

 

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