人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!
プリント倶楽部、通称「プリクラ」が普及し始めたのは90年代。
あれから約20年の月日が流れ、人々はスマートフォンを手にした。
技術の向上と共に下がり続ける「写真」の敷居。
今やフィルムもプリントシールも必要ない。
カメラを起動させて、タッチひとつ。気に入らなかったらパッと削除。
そこで普及したのは、「自撮り」である。
自分がいたという記憶を残すために。今日の思い出を刻むために。
写真といえばそういった「記録」としての側面が浮かぶかもしれないが、
若者にとってそれは「コミュニケーション」の一種でもある。
今回はその発展し続ける自撮り文化をもっと楽しくするアイテムを紹介しよう。
電化製品ショップに行けば、ずらりと棚を占める自撮りグッズ。
それほど需要が高いというに他ならない。
自撮りにおける一番の問題は手を伸ばして撮ることから「写せる範囲が狭いこと」。
背景が全く写ってない、顔が見切れてる…
写したいものが写しきれないなんてことはざらに起こる悲劇だ。
(撮影協力・うさこTシャツを販売中のバスケシューズ専門店KICKSさん)
人気なのは、それを解消するためのグッズである。
まずは一世を風靡した「自撮り棒」。
にょきっと伸ばした棒によって、引いた状態で写真を撮ることが出来る。
持ち手に付属するスイッチを押せばシャッターも切れる、シンプルで使いやすい代物だ。
「自撮り」の鉄板グッズだろう。
本格派の人にオススメなのが「三脚」。
自撮り棒だと持ってなければいけないため動きが抑制されるが、三脚は違う。
こういったタイプなら、コンパクトなうえに脚がぐにゃぐにゃ曲がるので何かに巻きつけることもできる。
カメラモードのタイマーを設定すれば準備は万端。
自由な両手で、マイケル・ジョーダンにも悠々抱きつける。
面白いのは「魚眼レンズ」。
多くの魚類はなんと水の中から外の世界を見たときに水の屈折率によって180°以上の景色が見渡せているそう。
魚眼レンズはそんな魚の見える世界のように世界を切り取るレンズで、
通常より広い範囲を映すことができる。
スマホ用レンズはクリップでかぽっと挟み込むだけなので、使い方も簡単!
魚眼のみならず「ワイド(広い範囲を撮影できる)」「接写(物にぎゅっと近づいて撮影できる)」といったレンズも付属したレンズが多いので、
それを使って遊んでみるのも楽しい。
(公園に生えてた何かの植物)
世に出回るたくさんの撮影用アプリ。無料のものからお金がかかるものまで、星の数ほどある。
そんな中でも近頃、絶大な人気を誇るのはアプリ『SNOW』。
「四十八のぞき 大人が夢中になる!ときめき詰まったガチャポン会館」にて連れて帰ってきた子(ここは俺がくいとめる!!お前は俺より強いやつに会いに行け!!STREET FIGHTER II/北原ミュージアム Part1)たちに実際体験してもらいました。
用意された様々なモードで、猫耳が生えたり、コアラに変身したりのかわいい系から、
ストッキングに引っ張られたりヒゲを生やしたり不細工になったりのお笑い系まで
自分たちを変身させることができる。
顔を認知するので、目を大きくしたりほっぺを染めたり…なんていうのもお手の物。
顔を入れ替えるモードも人気だ。
オシャレな人たちの間で人気の『Prisma』は、写真を絵画調に変える独特の世界観が特徴。
こういったアプリは人に見せることはさることながら
実は撮ってる本人が一番楽しい。
わたしも物は試しと『SNOW』を使ってみて愕然とした。
なんだこのかわいい自分は…!
「自分に自信がない」と言われる現代人だからこそ、
かわいくしてくれるスペシャルなアプリを使って自撮りをすることで少しでも自分に自信を持つ魔法をかけているのかもしれない。
「自撮り」は今、記録であり思い出でありコミュニケーションであり魔法なのである。
『SNOW – 自撮り、顔認識スタンプ、ウケるカメラ』
開発: CampMobile Inc.
『Prisma – Art Photo Editor with Free Picture Effects&Cool Image Filters for Instagram Pics and Selfies』
開発: Prisma labs, inc.