去年はやたらとその名前を聞くことが多かった『ドローン』。
でもドローンって何!?
そんな疑問を晴らすべく、ミニタイプのドローンを実際操ってみることに。
何ができるの?操作性は?誰でもできるの???
ドローンの謎に迫る。

 

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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!

 

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一時期ニュースを賑わせまくった『ドローン』という言葉を覚えているだろうか。

 

「ドローン無許可飛行」

「お祭りをドローン撮影し逮捕」

 

ドローンという馴染みのなかった言葉は、突然わたしたちの前に現れメディアの話題をさらっていった(ように見えた)。
しかしニュースを見ながら「で、ドローンてなんやねん」と思った人も多いだろう。

 

そもそもドローンは人を乗せずに飛ぶ無人航空機のこと。
決して最近の技術ではなく、軍事用として初登場したのは1944年にも遡るらしい。
以来、今日に至るまで世界中で開発が進められ
人件費がかからず渋滞にも巻き込まれない配送サービス、倉庫の在庫チェックや農薬の散布など
人間では危険すぎることや大変なことを
ドローンが肩代わりしてくれる事例も増えてきているようだ。

 

その中でも、昨今注目を浴びたのはカメラ付きドローン。
ドローンを飛ばすことで
全体が掴めるような高いところからの撮影ができる。俗にいう『空撮』だ。
テレビ番組やスポーツの試合、ミュージックビデオなどで映像や画像を見る機会も増えたが
わたしたちにとっても『ドローン』はまるで無関係な話ではない。
ニュースを見てても分かる通りめちゃくちゃ法で規制されまくってはいるが、
200グラム未満のものなら許可なく操縦することができるのだ。

 

それを聞きつけたわたしは、
「それならやってみよう!」とミニタイプのドローンを用意した。
『ホビードローン』と呼ばれる軽量タイプのものは、1万円もあれば購入することができる。

 

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いざドローンとご対面…!
箱の中には本体、バッテリー(2個つき安心タイプ)、リモコン、
箱の裏側にはまるで隠し特典のように謎のサングラスまで封入されていた。

 

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やっぱ空とか見るしね。必要だよね。サングラス。

 

機体は片手でも簡単に持ち上げられるフワッした重量。
これが?飛ぶの?本当に???

 

200グラム以下のものであっても

 

・周囲30メートル内に人や物(建物含む)がないところで行うこと

・日中にできること

・必ず目視すること

 

など、細かくルールがあるので
わたしは人のいない河川敷に向かった。

 

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本体にはばりばりに充電済みのバッテリー、リモコンには単三電池を突っ込み準備万全。
このドローンにはカメラが内蔵されており、Wi-fiでスマートフォンと接続することで
スマートフォンから写真を撮るなどの操作ができる。

 

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(一目もはばからずアスファルトの上でスマホとドローンを同期する様子)

 

訳も分からずリモコンを操作する。
レバーをくいっとあげると一気に機体が上昇!!!

 

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天高く舞い上がるドローン!
これはやばい!!!
操作が難しすぎる!!!!
初めて操作したドローンは、風に煽られ悲しく地面へと落下していった。

 

改めて説明書を読む。
海外で作られたこの製品、実は説明書の日本語や情報があやふやすぎるところから難易度が高め。

 

なんとか解読し、ドローンを飛ばすも
わたしに出来るのは

 

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浮遊させて

 

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そよ風に煽られさまようドローンを全力で追っかけ

 

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翻弄されることだけ…。

撮った写真を確認するがドローンである意味がまるでないものばかり。

 

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この写真ドローン使わんでも撮れるわ!!!!!
どうしよう。ドローンのドの字も味わえてない。
絶望感でいっぱいになったところ、
撮影チームからやってみたいというお申し出があったので委ねることにした。

 

するとどうだろう。

 

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軽さのあまり風には勝てないものの、安定して漂うドローン…!

 

ドローンによって撮影されたのがこちらの写真だ。

 

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画質こそ懐かしくなる90年代的なものだが、
高いところからだからこそ撮れる爽快感…!
これが空撮…!
わたしはドローンに遊ばれてばかりだったが、
こうでもない、ああでもないとリモコンをいじりながらドローン操縦を上達させていく。
ドローンで遊ぶってこういうことだったんだ…。

 

ひとつ分かったことがある。
ホビードローンは誰にでも触わることができる。
ただし扱えるのはセンスがある者のみということ…!
根気よくやればセンスがなくても上達するかもしれない、わたしは完全に放棄した。
何故なら夢中になってめきめき上手くなる姿を見て、見ているこっちも楽しかったからだ。
近寄って目をキラキラさせるちびっこも多かったので、
お子さんがいるご家庭のお母さんは、
ドローンでデジタル英才教育を受けさせてみてはいかがでしょう。

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