皆さん、こんにちは!はちみつ姉妹です。毎日、蒸し暑く体調を崩しやすいこの時期、どのように体調管理されていらっしゃいますか?食欲がないときなど、ついつい麺類に手が伸び、気がつけば毎日1食は麺類を食べている!なんていう方も少なくないのではないでしょうか。そこで、今日は私達姉妹が食欲のないときによく食べている中東発「フムス」の作り方をご紹介したいと思います。
世界に約15億人いるとも言われているイスラム教徒は、キリスト教に次いで多い宗教人口です。在日・来日イスラム教徒も徐々に増えてきており、イスラムの戒律で認められたものであることを示す「ハラル認証」の食品が日本でも広まってきています。イスラム教では、豚肉やアルコールなど禁止されている食べ物があるほか、処理の方法、加工などについても厳しく定められています。そのため、教徒はハラル認証されたレストランや食品を選ぶ必要があるのです。
そんな中、ヘルシーフードとしても注目を集め始めてきた中東料理。欧米では既にポピュラーな料理としての地位を確立していますが、中でもイスラム教徒が多い中東の国々で昔から食べられている伝統的な料理として有名なのがフムスなのです。フムスとは、ゆでたヒヨコ豆(ガルバンゾ)を潰して、練りゴマ、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁、塩、はちみつなどを加えてペースト状にした料理です。植物性で高栄養価なことから、世界中のヘルシー志向の人たちやベジタリアンたちが日々の食生活に取り入れており、日本でも食に関心の高い人がすでに既に注目しているといいます。
フムスは、ピタという薄いパンに付けて食べるのが中東では一般的ですが、世界に広まるにつれて、食べ方はそれぞれの国の食生活にマッチするよう少しずつ変化。クラッカーに付けたり、サンドイッチや野菜のディップなどにも用いられるなど、食べ方の幅も広がっているようです。
豆類は全般的に栄養価が高く、ヒヨコ豆も例外ではありません。カロリーは171kcal/100gで、美しくやせるために必要不可欠なタンパク質や食物繊維、ビタミンB群、亜鉛やマグネシウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。
日本で最もポピュラーな豆である大豆と比較してみても、ヒヨコ豆のほうが食物繊維は多く、カロリーと脂質は少ないのが特徴です。食物繊維は、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」と2つに分けることができますが、ヒヨコ豆の食物繊維は不溶性食物繊維がメインです。
不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維で、胃や腸で水分を吸収し大きく膨らみます。これにより、少量でも満腹感を感じることができます。又、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進する役割もあります。更には、体にとって有毒なダイオキシンなどの物質を排泄するデトックス効果も期待できるのです。
そんなフムスの作り方を、さっそくご紹介いたします!
■フムスの作り方(基本)
材料をフードプロセッサーにかけて滑らかになるまで撹拌するだけ!時短かつ簡単な料理です。
【材料】
・ヒヨコ豆(茹でたもの) 1カップ
・ニンニク 1片
・ヒヨコ豆のゆで汁 大さじ2
・練りごま 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ2
・レモン汁 小さじ3
・塩 小さじ1/3
・はちみつ 小さじ1
全ての材料をフードプロセッサーにかけ、滑らかにします。フードプロセッサーがない場合は、すり鉢で作ることもできます。乾燥した豆から作っても、手軽に水煮缶を使ってもどちらでもOKです!
■デザートフムスの作り方(応用)
【材料】
・ヒヨコ豆(茹でたもの) 1カップ
・ヨーグルト 大さじ2
・はちみつ 大さじ1
同じく全ての材料をフードプロセッサーにかけ、滑らかにします。全て混ざったら、器に盛り付け、ココナッツミルクとはちみつをかけて食べるだけ!ココナッツミルクは生クリームに比べカロリーが低く、食べても脂肪になりにくい脂が含まれていて、満足感があります。ヘルシーなスイーツとしてお楽しみいただけることでしょう。
このようにヘルシーで栄養価満点なフムス、作り方もとても簡単なので、是非お試し下さいね。